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「イヴォークに魅せられて」VOL3 ワインディングロード編



 

ザ・モーターウィークリー、DJの藤本えみりです。レンジローバー・イヴォークに一目惚れした私がお送りする、スペシャルインプレッション。ついに3回目、最終回になっちゃいました。

これまでイヴォークと一緒にアウトドア、ナイトドライブを楽しんできましたが、今回は峠道=ワインディングに出かけてきました。「イヴォークで峠道?」って意外ですか。でもこれが楽しかったんですよ!

 

 

こう見えても私って意外とスポーティ系のクルマが好きなんですよ。まあ知らないでしょうけど(笑)。地元が「山があっても何とか県」とか言われる場所なので、ちょっと走れば周りは山道、峠ばっかり。男の子たちと違って峠に走りに行くことはなかったけど、どこかにドライブに出かけるときには、必ず峠を通っていた。だから自然とクネクネした道、ワインディングを走るのが好きになったのかもしれないな。

市街地や高速道路と違って、ワインディングはドライバーの腕、運転の上手いヘタの差が出る場所ですよね。こういうところをスイスイってスムーズに走れる人ってかっこいいと思うし、自分もそうなりたいって思ってる。あとはクルマの性能差だって、より分かるんじゃないかな。お付き合いするのもこれが最後だから、イヴォーク君、キミがどんなものなのか確かめさせてもらうよ!

 

 

梅雨の晴れ間を見つけてイヴォークと私は、伊豆方面へとハンドルを向けた。途中まで走った高速道路の快適性はもう体験してるけど、やっぱりイヴォークは余裕だな。追い越し車線で私たちをパスしていく似たようなSUVの運転手さんが、こっちをチラチラって見ていた。フフフ、やっぱり気になるみたい。
高速道路、そして市街地を抜けて、伊豆のワインディングロードに入っていった。あれ、この辺りって10代のころに友達と海に行くときに通ってた道だ! 懐かしいなぁ。あのときは友達4人とテンションがあがって、家から全員水着になってそのままクルマに乗って出かけたんだった。10代って怖い物知らずだなぁ。「今日もそうすれば良かったですねー。水着とかねー」ってスタッフに言ったけど、誰も返事すらしてくれない。イヴォークの室内、シーンてしちゃったよ。さすが静粛性も抜群だよ(笑)。

 

 

さて今回のワインディングロードで確かめたいのは、イヴォークに装備されているテレイン・レスポンス。ナイトクルージング編では「ダイナミックモードにするとメーターライトが赤く光る!」ってことで盛り上がっていたけど、もちろんメイン機能はそんなことじゃない。ノーマルモードからいろいろなモードに切り替えて、天候や道路状況、走行シチュエーションに合わせてアクセルレスポンスやサスペンション、ハンドリングがアジャストされるものだ。
ワインディングで使うのはダイナミックモード。イヴォークのサイトにはいろいろとメカニズムの説明が載っているけど、ざっくりと言えばステアリングにより手応えが出て、サスペンションがカチっとして、そしてアクセルレスポンスがよくなる、ってことらしい。そのあたりを実際に走って確かめてみよう。

 

 

最初はノーマルモードで走ってみた。もちろんそのままでもイヴォークのオンロード性能、というか楽しさは相当なものだ。ハンドリングはシャープな印象で、行きたい方向に切れば気持ちいいようにクイックイって向きを変えてくれる。ハンドルについてるパドルを操作してシフトするのも、慣れればこんな簡単なことはない。テレビで見たF1ドライバーみたいな感じで、気分が盛り上がる。
そして気が付いたんだけど、これまでワインディングって背の低い、ドライビングポジションが地面に近いスポーツカーじゃないと楽しめないと思ってた。SUVだから背の高いイヴォークはもしかしたら峠は苦手なんじゃないかな…って思ってたけど、その背の高さが楽しさにつながってる。
遠くまで見通せて先の先のコーナーまで見えるから、安心して運転できる。そしてガードレールよりも視線が高いから、視界の隅っこに映る遠くの景色も楽しめた。なんか路面だけを見つめてストイックに走るワインディングドライブもいいけど、イヴォークみたいに速さにプラスαで峠を楽しめる。これが大人のワインディングマシンって感じだな。もう水着のままで海に行くような年じゃないから、イヴォークに大人の楽しみを教えてもらっちゃった、てへぺろ。

 

 

そしていよいよダイナミックモードを楽しんでみることにした。ただの素人ドライバーの私でもコーナーをふたつくらい抜けたところで、ノーマルとの違いがはっきりと分かった。アクセルを踏むとグイっと出る感覚が前面に出ていて、上りでもグングンと登っていく。そして一番よくわかったのはサスペンション。道路のギャップを通過したときにもノーマルモードよりも、さらに姿勢が乱れない。「ドドドンッ」って音がするけど、車内にいやな突き上げ感もないし、サスペンションが仕事してくれてるんだなぁって、なんかイヴォークの頼もしさに触れた瞬間だったよ。
今までSUVやRV系のクルマで通るワインディングロードは、遊びに行く途中にガマンして通る場所ってイメージだったけど、イヴォークとだったらその道中も楽しめる。もっといろんな場所に行きたかったよー。

 

 

そうだ最後にもうひとつだけ書いておかなきゃ。今回のイヴォークは今までの3ドアじゃなくて5ドアだった。デザインの3ドア、便利さの5ドアっていうのが一般的なイメージだけど、イヴォークは5ドアもスタイリッシュだったなー。
4人で出かけるときにやっぱり5ドアはリヤシートへのアクセスは便利だし、ちょっと荷物や上着なんかを入れるのにも使いやすい。これからの季節なら、海に行ってさっと巻けるパレオなんかを入れたりしてね。想像するとちょっといい女じゃないですか? え、お呼びじゃない? あーでも、イヴォークと一緒だと自分がいい女になった気がするな。誰かイヴォークと私を、海に連れてってくれないかな。

 

イヴォークとドライブに連れてって。てへぺろ

「イヴォークに魅せられて」VOL1 アウトドア編

「イヴォークに魅せられて」VOL2 ナイトドライブ編

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