誰でも気軽に楽しめちゃう!「オートテスト」を体験しました<レポート:藤本えみり>
■誰でも気軽に楽しめちゃう!「オートテスト」を体験しました!!
9月3日に開催された「メディア対抗ロードスター4時間耐久レース(通称メディ耐)」の結果ですが、ザ・モーターウィークリーチームも無事完走を果たしました。応援して下さった皆さま、本当にありがとうございました!
今回のメディ耐も熱戦が繰り広げられたのですが(詳しくは、Auto Proveのメディ耐参戦記を読んでくださいね)実は、その前日から、私達の戦いは始まっていたのです。それは、「第1回メディア対抗ロードスター・オートテスト」と名付けられたイベント。メディ耐に参加する各チームが、ロードスターを使ってこのオートテストに参加し、順位を争いました。
「オートテストって、なに?」って思われた方もいらっしゃるかと思います。私も今回初めて知りましたが、JAF(日本自動車連盟)が、2015年春に日本に導入した新しい競技なんです。
元々はイギリスで始まったモータースポーツで、パイロンが設置されたコースを走ってタイムを競う、ジムカーナのようなもの。ただし、リバースギヤ(コース上に後退区間が設けられている)を使う、というのが大きな特色です。
そして、一番魅力的なのが、自動車の運転免許証があれば誰でも参加可能ということ。普段、自分が乗っているクルマで走ることもできるし、レーシングスーツじゃなくても大丈夫。しかも、ヘルメットもグローブも必要ないんです!
モータースポーツをするには、装備品が必要で、どーしてもお金がかかっちゃうけど、これなら手軽に体験できますよね。
また、全般的に速度が低くなるコースレイアウトにして、同乗走行もOKなんです。親子で参加して楽しむこともできるので、子供から、「お父さん、カッコイイ~」と言ってもらえる(かもしれない)!
このオートテストにザ・モーターウィークリーチームから参戦したのは、ピットクルーとしてチームを支えて下さっている、栗山章広さんと金子真弓さん。そして私の3人です。
たくさんのレースに参戦している栗山さんと金子さん、このお2人だけなら優勝の可能性も大。あとは、問題児がどれだけ足を引っ張らずにできるかですが・・・。
まずは競技の説明が行なわれ、その後、実際にコースを歩きながら下見する「完熟歩行」も実施されました。
以前ジムカーナに参加した時、ミスコースであっという間に終了しちゃった私ですが、オートテストのコースは、思っていたよりも簡単で覚えやすかった。ちなみに、コースレイアウトは事前に公開されます。
しかし問題は、リバース区間です。両側にパイロンが置かれたポンイトで一旦クルマを停止させて、そこから左後ろに置かれたポイントまで、一気にバックでクルマを移動させ、また停止する。要は「車庫入れのイメージ」なんですが、難しいのは、できるだけ速く移動させなければならないこと、そして停止する際に「ここで停まってくださいね」という位置が決まっているので、そのラインを超えるとペナルティが課せられること。つまり、このリバース区間では運転技術の正確さが求められるのです。
■トップバッターで登場
そしていよいよ走行開始。走る順番は「メディ耐のゼッケン順」ということで、ゼッケン1番の私達がトップバッター!ドライバーは栗山さんです。
「第1回メディア対抗ロードスター・オートテスト」の最初の走行者となった栗山さんの走りに、参加者全員が注目していましたが、そんな中でもノーミスで完走。40秒37というタイムを出します。プレッシャーに強い~。
一巡して、ザ・モーターウィークリー続いてのドライバーは金子さん。リバース区間で少しバックに戸惑ってしまったそうですが(同乗していた長身の栗山さんが邪魔で、パイロンが見えなかったとか 笑)、それでも、55秒24のタイムで完走。スラローム走行も颯爽とこなしていて、カッコ良かった!
ラストは、とにかくプレッシャーに弱い私の走行です。そわそわ落ち着かない様子を見兼ねてか、金子さんが同乗して指示を出してくれることに。ご面倒をおかけします・・・。
まずはスラローム走行からですが、ここは良い感じで走れたと思います。ロードスターは思い通りに動いてくれるから、スラロームでも扱いやすかったです。
そしていよいよリバース区間へ。一旦停止したものの、見事にラインオーバー。なんだか、予想通りの展開になってきました・・・。
気を取り直してクルマをバックさせて、また停止、のつもりだったんですが、クルマが規定ラインに入っているのかどうかがサッパリわかりません。そこで、恐る恐るバックしながら、なんとか規定内で停止。ここでかなりロスタイムをしちゃいました。
タイムは60秒20。+ペナルティが5秒付いてしまいました。栗山さん、金子さん、ごめんなさい・・・。結果は16チーム中12位でした。
それでも、こうやってクルマで思いっきり走るのは楽しかったです。私は既にリベンジを誓っているのですが、オートテストは、「またやりたい!」と思ったら、気軽に体験できるから良いですよね。
ちなみに私のバック走行は、実況で、「これは、本当に、普通の車庫入れをされていますね」と言われていたそうです(笑)。