えみりインプレ/VWティグアン 「都会っ子と思ってたのに、意外に頼れるヤツで好きになっちゃった」の巻
こんにちは、ザ・モーターウィークリーDJの藤本えみりです。最近はまだ暑いですけど、朝晩はすっかり秋めいてきましたね。みなさんは、どんな夏休みでしたか? 私はこの夏、あるクルマをお借りして、大好きなキャンプに行ってきました。
そのクルマとは…フォルクスワーゲンのコンパクトSUV「ティグアン」です。
SUVは街中だけじゃあもったいない!
ティグアンは、洗練されたデザインで、トゥアレグほど大きくなく、どちらかというと取り回しやすいサイズの都会的なSUVというイメージがありました。そんなことをVWの広報部の方と話していたら、「でもSUV本来の性能ももちろんバッチリなクルマなんですよ」と。そこで「ティグアンでキャンプに行けたら楽しそうですよね」という話題から、どんどんと話が進んで「じゃあ実際に行ってみてくださいよ」と。「いいんですか!?」というわけで、ティグアンをお借りして、私の夏の恒例行事であるキャンプへと出かけることになりました。
キャンプ前日、まずは荷物の準備からスタート。ホテルに泊まる旅行とは違い、キャンプは事前の準備が大変です。テント一式にイスに寝袋、バーベキューコンロに、あっ、お皿やクーラーボックスも必要だ…すべてを用意して改めて見ると、かなりの量の荷物です。
でもティグアンは、後席を倒すと、フラットで奥行きのある広いスペースができるんですよ。シートアレンジによって、最大で1510ℓの広さになるとか。しかもリヤシートを倒すのは、ヒモを引っ張るだけという簡単なもの。手軽にフラットにできて、すごく便利でした。
ちなみに、お借りしたクルマでのキャンプだから、絶対に傷をつけないようにと、イスやテーブルはバスタオルで何重にもぐるぐる巻きにしてあったんです。当然、その分それぞれの荷物のサイズが大きくなってしまったんですが、それでもまだスペースに余裕がありましたよ。
キャンプ当日。目的地のキャンプ場までは中央自動車道を使ってのドライブです。今回、ティグアンを運転していて私が一番驚いたのが、高速道路での安定した走りでした。SUVというよりは、乗用車に乗っているような安定感なんです。都会だけで乗るのはもったいない。これなら、遠出したくなっちゃいます。
ティグアンのエンジンは1.4Lで、ターボとスーパーチャージャー付き。高速道路での合流、一般道の登り坂、そんなところでも十分なパワーを発揮してくれましたね。しかも荷物をガッツリ積んでても軽快に走ってくれる。SUVってやっぱりパワフルじゃないと。なんて生意気なことを言ってみたりして^^
そしてもうひとつだけティグアンのいいところを。それはお値段ですよ。「絶対にこのクルマなら400万円ぐらいからだなあ」と勝手に思っていたんですが、339万円からなんですって。これ、ちょっと驚きでした。