【えみりインプレッション】話題の軽ワゴン、eKワゴン。軽自動車でこんなにスゴクていいの!? レポート:藤本えみり
このクルマは、三菱と日産で共同開発された軽自動車で、日産からはデイズとして販売されています。これまであったようなOEMではなくて、二社が合弁会社を立ち上げたことが新しいスタイルなんだって教えてもらいました。「ニッサンとミツビシ、両社の強みが組み合わされて出来上がったんだよ〜」と教えてもらいました。
そんなEKワゴン、私が室内に座ってまず思ったのは、リヤシートが広いってこと! すごいなーなんて感動してたら、「最近の軽自動車はみんなそうなんだよ!」とあとで怒られましたがね(笑)。実は最新の軽自動車とじっくり向き合って乗るのは初めてに近い私、だからこの広さに驚いたんですね。大人4人が乗って遠出も余裕って感じです。
そしてこのクルマには、いろいろな装備も付いているんです。軽自動車って、こんなに装備が充実してるもの!?って驚いちゃいました。
まずは、キーレスオペレーションシステム。カバンなどに鍵を携帯していれば、フロントドアのスイッチを押すだけでロックも解除もできちゃう。お買い物して、両手が塞がっていても大丈夫ってこと。「あれ、鍵どこだっけ…」と荷物やカバンを地面に置いてゴソゴソと探すことが多い私には、結構嬉しい装備です(笑)。スマートにさっとクルマに乗れるのって、カッコいい。
そしてリアビューモニター付ルームミラーも装備されてるんです。これはシフトレバーをRに入れると、後方の映像をルームミラー内のモニターに表示してくれるもの。これでスマートに車庫入れができますね。車庫入れってやっぱり苦手…という方には必須アイテムじゃないでしょうか。こうやって考えると、女性に優しい装備がちゃんと用意されているんだなって思いました。
そうだ、エアコンのスイッチがタッチパネルになってるのもいい感じでした。スマホのような感覚で操作できるんですが、これが本当に使いやすい。スマホをまだ使いこなせない私でも、楽に操作出来るのが不思議ですね。
ところで軽自動車は、国内で販売される乗用車の4割を占める巨大なマーケットを形成してるそうです。みんなの注目もあるから番組でもよく軽自動車をピックアップしていますが、実は私、軽自動車のインプレッションが一番悩んだりするんです。今の軽って、どれも凄いから、何がすごいって説明するのが難しいんですよねー。
でも、今回のeKワゴンでは三菱の方から教えて頂いたお話が印象に残りました。
「今の軽自動車には、走り、経済性、デザインなどを採点していったときに、キレイな円になるような物が求められる。そしてその中で重要なのが、そこに+αがあること。eKワゴンの+αは、上質感なんです」
確かにeKワゴンのデザインには、可愛さと女性らしさがあるような感じがしたんです。軽自動車だけど、箱っぽくないから、そこからも上質さが漂っているのかも。
eKワゴンが1台あれば、家族を乗せてショッピング、子供の送り迎え、旦那さんのお迎え…と、ちょい乗りにもドライブにも便利に使えそう。クラストップの29.2km/L(JC08モード)という低燃費は、やっぱり家計に嬉しいですよね。コンマいくつの燃費競争で、「あれ今はどのクルマがトップなんだっけ?」ってなっちゃうのは、まあ激戦軽自動車市場ならではってことで。
あとはアイドリングストップ機能のオートストップ&ゴーも付いてますし…あっ、これも今や当たり前なんですよね(笑)。しかしこんなよく出来たクルマに乗っちゃうと、軽自動車ってこれからさらにどうなっていくんだろうって、楽しみになってきますねー。
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