【えみりインプレッション】カッコかわいいデザインと力強い走りでオープンドライブが超楽しい! レポート:藤本えみり
3月25日、日本で販売開始された、VWの「ザ・ビートル・カブリオレ」。ビートルのオープンモデルとしては3代目となるこのクルマをお借りして、ドライブしてきました!私の中でビートルのカブリオレといえば、「可愛くてオシャレなオープンカー」というイメージ。
そういえば先日、いつもは恋愛話が中心の女友達と会った時にも、「今度、ザ・ビートルのカブリオレに乗れることになったの!」と話したら、「あの可愛いクルマだよね!いいな~」と興味津々で、珍しくクルマ話になった程、女の子ウケが良かった。
真ん丸のヘッドライトに、コロンとした愛らしいデザインを見ていると、思わず抱きしめたくなっちゃう。女の子、といえる歳をオーバーしている私でもウキウキしちゃうクルマです(笑)
しかもお借りしたボディ色は、「デニムブルー」という水色のカラー。全5色のラインナップの中で、一番気になっていた色!やわらかくて、優しい感じの色合いがすごくオシャレ。
運転席に座ってみると、ダッシュパネルもボディと同色で、明るい印象を与えてくれる。インテリアはシンプルなので、主張しすぎない、程よいオシャレ感がまたいい感じ。
このクルマとのドライブなら、やっぱり「オープンにしてビーチに行きたい」!そして「マーロウでプリンを買いたい」(笑)!そんな想いを抱いて、いざ、ドライブへと出掛けました。
しかし、借りたのはGW後半の初日。高速道路は下り車線が大渋滞、一般道もお出掛けする車で一杯のド休日。海を目指せど、一行に着く気配がない。うう、家の近所から進んでないんですけど・・・。
私の苦手なもの第3位の「大渋滞」に根負けして(ちなみに1位は牛乳、2位は束縛)、目的地を変更し、同じ「水」同士ということで神奈川県の宮ヶ瀬湖へ向かうことに。
でも、これが大正解。ザ・ビートル・カブリオレの気持ちよさを堪能することが出来ました。
まず驚いたのが、エンジンが「1.2リッター」だっていうこと。
まあ1.2Lターボなんですけども、何も聞かされずに乗ったら1.6、いや1.8Lと言われても、私は信じちゃうと思います。
湖までの長い上り坂も、ワインディングでも、十分なパワー感。力強い走り! VWのダウンサイジングエンジンの凄さに感動しました。
さらに、7速DSGのトランスミッションは、滑らかでスムーズに加速してくれる。変速ショックを感じないから、スイスイ走ってくれるのが本当に気持ちいい~。緑の中で日差しを浴びて、心地よい風を感じながらのこの走り!
これはクセになっちゃいそう・・・(笑)
ワインディングでも、狭い道でも楽に運転出来るし、パワー不足も感じない。運転上手くなった?と思っちゃうぐらい、気持ちよく思い通りに動いてくれる。扱いやすいから、楽しい!
私もこのクルマぐらい素直になれたら、可愛げあるねって言ってもらえるかも(笑)
そして私は、時速50km以下なら、いつでもソフトトップの開閉ができるということも気に入った。オープンにしたい時、いちいち停車してルーフを開けなくて済むのがいい!走行中にサラリとオープンにできるのって、カッコつけられますよね~。
同時に、寒くなったり、雨が降り出して来た時にすぐに閉められるのも便利。開くのは9.5秒、閉まるのは11秒と、開閉時間も短い!
実はオープンカーって、女性を乗せるなら色々と気を遣うクルマだと思う。暑さ寒さの加減とか…。デートで使うなら難しいクルマ?だと思っていました。でもこのクルマは、オープンにしても快適。
運転席と助手席でそれぞれ好みの温度設定が出来る2ゾーンのエアコンが付いているし、シートヒーターもあるので、寒さが苦手な女性も大丈夫。
なにより、エンジン音が静かで、風の巻き込みも(私が想像していたよりも)少なかったから、オープンにした時も普通に会話が楽しめるのが良かった!
友達に付き合ってもらって試してみたんですが、高速道路でもちゃんと会話が楽しめましたよ。そこがポイント?って言われるかもですが(笑)、せっかくのドライブデートなら好きな人と沢山会話をしたいから、私にはここがすごく重要でした。
375万円という価格は、正直、「ちょっと高い…」と思っていたけど、デザインが良くて、オープンの楽しさを満喫できて、扱いやすくて低燃費。
「可愛い!」だけじゃなくて、中身もすごくしっかり者なんだもん。ズルイです(笑)