【えみりインプレッション】プジョー5008 乗用車ライクな走りは安心感あり
【 プジョー5008 】
2009年にヨーロッパで発表された、プレミアム・7シーターの「プジョー5008」。2013年2月に日本にも導入されました。
日本でラインアップされているプジョーの車種はほぼ運転させて頂いたというラッキーな私も、5008はもちろん初めて!
「今までWebの写真でしか見たことがなかったけど、明日、やっと会えるね♪」という気分で(笑)試乗会前夜は楽しみでなかなか寝付けなかったです。
そんな5008の第1印象は、「想像していたよりも、大きくない!」これなら女性でも運転しやすそう。
後でプジョー・シトロエン・ジャポンの方に教えてもらったんですが、フロントガラスをなだらかにしていること、全高を低く設計していることも大きさを感じさせない理由だそうです。
そして私がイメージしていたミニバンとは、ちょっと違う感覚を受けました。
走ってみると、すごく安定感がある!
カーブを曲がる時にフラフラしないし、「よいしょ」「どっこいしょ」という反応の遅れた感じもない(笑)
そして、力強いパワーを感じる。
「7シーターのミニバン、ですよね?」と、再確認したくなるぐらい。
「箱を引っ張ってますよ〜」という感覚が全くありませんでした。
そして改めてですが、私、プジョーの1.6Lターボエンジンと6速AT、やっぱり大好きです!!
運転していて、スーッと伸びていく感じが気持ちいい。
しっかり感がありつつも、しっとりと優しい走りをしてくれる。
固さと、柔らかさの程よい乗り心地。
「それがプジョーの味付けなんだよ」と、試乗の時に聞きました。
5008の大きな特徴は、後席も含めて7つのシート全てが独立タイプのシートが使われていること。2列目と3列目のシートは折りたたむことができるので、完全なフラットなラゲッジフロアを作りだせる。しかもこの操作が本当に簡単!紐を引っ張るだけで「ストン」と座席が収納できるから、片手でサッとシートアレンジができちゃう。私でも楽々でした。
今回試乗させてもらったのは、ラグジュアリーモデルの「シエロ」。こちらにはパノラミックガラスルーフが装備されていて、その面積は1.69áu! これって、ほぼフロントウィンドウに匹敵する大きさだそうです。
2列目のシートの頭上まで広がっていて、車内が本当に明るい。思わずスマホを出して、車内から頭上を撮影したんですが、屋外で撮った時と変わらない。写真には青い空が一面に広がっていました。この開放感は最高!です。
5008は、「ミニバンでも、走りを楽しみたい」という方、「人とは違うオシャレなデザインのファミリーカーに乗りたい」という方にピッタリだと思います。
気になる価格は、エントリーモデルの「プレミアム」が300万円。
ラグジュアリーモデルの「シエロ」が330万円。
実用性あって、便利さがあって、しかも生活感を感じさせないミニバン。
そう、家族に1台のオシャレなミニバンって考えたら、私、この金額はお得だと思います。
平日は奥さまがちょっと優雅に買い物に、休日は旦那さまが走りを楽しみながら家族みんなでアウトドア。日常に特別感がプラスされる感じで、なんだか夢が広がります。
そう考えたら、5008って、家族が欲しくなるクルマですね。困ったな〜。まずは、結婚してくれる相手を探さないと!(笑)