【えみりインプレッション】フィアット・パンダ 2気筒エンジンの音と一生懸命な雰囲気がメチャかわいい レポート:藤本えみり
今回、放送で取り上げた新型フィアット・パンダに早速、試乗してきました。
女性の私としては、まずは「パンダ」っていう名前に惹かれちゃいましたね。ミラココアとかモコとか、可愛い名前の車って他にもあるけど、「パンダ」っていう名前はズルイです。それだけで「なんか、カワイイ〜」ってなっちゃうから(笑)。しかも名前にプラスして、パンダは独特のオシャレ感があるから良いなって思いました。
もしも郵便配達がこのクルマだったら、絶対にカワイイのになー。
今回、試乗したのは白をベースに、サイドに黒のラインが入った、まさに「パンダ色」のパンダでした。早速、試乗開始! ところが、「あれ? サイドブレーキが見つからないんですけど…」。
新車の試乗会ではエンジン始動ボタンを見つけられなかったりして、「発進するまでが一苦労」なんてことがよくある私。パンダのサイドブレーキも「足の所? あれ、どこだろ」なんて、あちこち探しまくったりしましたが、シート横のいつもの場所にちゃんとありました。小物入れかと思ったの、持つ部分が大きかったので…。もうパンダってば、サイドブレーキも個性的でオシャレです!
そういえば、先日ミニに乗った時は計器類がほとんど丸型でユニークだったけど、パンダも負けてない。四角、なんだけど、角がとれたスクエア型と言ったらいいのかな? それがやわらかい印象を与えてくれるので、より親しみやすさを感じました。
でも、アクセルを踏むと、なかなか男っぽいエンジン音を出してくれるんです。この音、私にとっては初めてのエンジン音だったな〜。「走っている!」って感じが良いかも。
なにより、新型パンダは0.9Lって聞いて、本当にビックリした。三菱ミラージュに乗ったときに1.0Lエンジンでも驚いたのにな。でも、スゴイですね。走っていて全く違和感のないパワフル感。高速道路の合流だってバッチリ。 1リッターを切っているからって、走る場所を選ぶ、なんてことはないんだなって思った。これなら、遠出もできるー。
そして、視認性が高かったのが嬉しかった。よく見えるから運転も楽々です。
この試乗のことをフェイスブックにアップしたら、男性の方から「新型パンダ、気になります!」的なコメントを結構頂きました。パンダって男性に人気があるのかな? って思いましたが、日本車にはないデザインや可愛らしさは、特別なものが好きっていう女性の心もくすぐるんじゃないかな〜と思います。
私はしっかりくすぐられました(笑)。燃費は15.2km/Lだし、日常使いにもいいなあ。
ブーンブーンと音を出しながら加速してくれる一生懸命さが愛おしく感じた試乗でした。パンダは世界中で愛されているクルマだって教えてもらったけど、愛されるのにはやっぱり理由があるんですね。
あっ、そういえば、よく見ると室内のどこかに「PANDA」の文字が入っているとか。残念ながら気が付かなかったので、絶対に改めて探したい! そんな遊び心もイイですよねー。(インプレッション 藤本えみり)