プジョー208アリュール Part1 先入観なしに一度お付き合いください byえみり
ザ・モーターウィークリー、DJの藤本えみりです。番組内のミニコーナー「えみりのクルマでボンジュール」と連動して、フランス車やフランスについてお伝えしているこのスペシャルブログ。今回、セレクトしたのは、プジョー208です。208は2回目になるんですけど、その理由は、208に新しい仲間が増えたからなんです。
それは1.2Lエンジンを搭載した208アリュール。前回の208は1.6LのNAエンジンを載せたシエロだったので、また違ったキャラクターが楽しめるんじゃないかと、乗る前から楽しみでした。100kgの軽量化を実現したとか、207と比較してボディサイズをコンパクトにした、でも車内空間は広くなっている。そういう208の進化したポイントについては、前回の私のブログをチェックしてみてください(リンクはココです)。
ちなみに1.2Lエンジンが加わったことで、208は1.6NAエンジン+4ATのシエロとプレミアム、1.6ターボ+6MTのGT、1.2L+5MTのアリュールとラインアップが充実。2013年の夏には200psの208GTIも日本に投入されるそうで、そっちも楽しみですよね。
さて今回の208アリュール、乗る前から楽しみだったのは新設計エンジンということもあるんですけど、何よりもマニュアルミッションにワクワクしてたんです。最近はオートマを選ぶ人がほとんどだし、マニュアルが設定されてない車種も多いですよね。でも個人的にはクルマはマニュアルで乗りたい派なんですよ。だから208アリュールが5MTだと聞いて、受け取るときからワクワクしてました。
スタッフからキーを受け取ったときに「大丈夫ですか?」って聞かれたけど、もう何がですかって感じでしたよ。「いやマニュアルだし…」って、大丈夫に決まってるじゃないですか! 最近は動かしてないけど趣味用のクルマはマニュアルなんですから! でも「失礼しちゃうんだからー」なんて言ってたら、発進一発目にエンストしちゃいましたけどね、てへぺろ。まあこれは久々にマニュアルに乗ったときのお約束ってことで、208アリュールが悪いわけじゃありませんよ。
ちなみにアリュールのクラッチペダルは軽く操作できるので、左足が疲れるなんてことはまったくありませんでした。あと、つながるポイントも分かりやすいから、ストップ&ゴーみたいなシチュエーションでも楽々だったって言っておきましょう。
さてプジョー208、まずは新しい1.2Lエンジンからチェックしてみました。3気筒エンジンなので音や振動がどうかなって思ってたんですが、問題なし。信号からの発進加速でも高速道路でもいやな振動もなく、車内にも不快な音が入ってくることもありませんでした。
あ、それで今回のこのアリュールはスタッフにも大人気で、撮影の合間など時間があったらずーっとアリュールのステアリングを握ってたんですよ。マニュアルのコンパクトカーなんて最近少ないから楽しいんでしょうね。それで外からエンジンの音を聞く機会もあったんですが、「ババババー」っていう3気筒らしいっていうのかな、なんか元気一杯回ってる感じのエンジン音でした。4気筒以上のエンジンとは違う独特のサウンドで走る208アリュール、結構かっこよかったな。