【車両概要】日産ノート、フォルクスワーゲン・ゴルフ
【日産】ノート
2012年9月3日に発売された2代目ノートは、初代ノートからのスライドユーザーや大きいサイズから乗り換えのダウンサイジングユーザー、そして軽自動車などからのアップサイズユーザーなどを補完するグローバルコンパクトカーとして登場した。
個性的なフロントマスクと特徴あるキャラクターラインをサイドに持ち、デザインセンスを強調する一方、環境性能に配慮した新型パワーユニットを搭載。1.0L以上のガソリンエンジン搭載車の中では最高の25.2km/Lという省燃費設計の新型車でもある。
発売月の2012年9月には1.8万台強という、プリウス、アクアに次ぐ3位の販売実績もあり、現在注目のコンパクトカーだ。特に、スーパーチャージャーを搭載した1.2Lエンジンは、明確なダウンサイジングコンセプトを打ち出した国内最初のモデルでもあり、先進技術が満載された新車として注目されている。
また、セレナとともに、日産自動車の量販基幹車種として販売されるモデルで、今年度中に10万台、2013年度には12万台の販売目標を掲げている最量販モデルでもある。グローバル展開では2013年より、英国サンダーランドでの生産が予定されており、欧州各国でも販売が開始される予定だ。
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【フォルクスワーゲン】ゴルフⅤ・Ⅵ
フォルクスワーゲン・ゴルフはCセグメントを代表する世界的な大ヒットモデルで、世界中の自動車メーカーのベンチマークとされるモデルである。現在は6代目が国内販売されているが、ダウンサイジングコンセプトを投入したのは先代モデルのゴルフⅤから。
ゴルフⅤの後期モデル(2007年2月)で、GTグレードの後継モデルとして、GT TSIを投入。搭載したパワーユニットが直噴エンジンの1.4L+スーパーチャージャーとターボチャージャーを持つツインチャージャーで、いわゆるダウンサイジングコンセプトの市場投入車ということになる。1.4Lでありながら170psの出力をもち、10・15モードで14.0km/Lというスペックだった。
2008年10月にドイツで発売開始されたゴルフ6は、2009年4月9日に日本仕様が発表され、同14日から発売が始まった。発売当初のグレードはTSIコンフォートラインとTSIハイラインの2モデル。やや遅れて8月からGTIが導入されている。
ゴルフⅥは発売当初からダウンサイジングコンセプトが採用され、過給器が搭載されている。当初のTSIコンフォートラインは1.4Lのインタークーラーターボで、2.0LNAエンジンと同等の出力を持ち、7速DSGのトランスミッションとの組み合わせで、10・15モード16.8km/Lという燃費になっている。また、上級グレードのTSIハイラインは同じく1.4Lエンジンにスーパーチャージャーとターボを組み合わせたツインチャージャーエンジンで、10・15モードで16.2km/Lの省燃費性を高めている。その後、さらにエンジン排気量がダウンサイジングされた1.2L+ターボ搭載のTSIトレンドラインもラインアップに加わっている。
2012年10月現在のモデルラインアップは、ゴルフRも加わり全6グレード。1.2Lエンジンを搭載するグレードもTSI トレンドライン マイスターエディションと名称変更され、アイドリングストップなども搭載したことで、さらに燃費は向上し、ゴルフ至上最高のJC08モードで19.0km/Lまで省燃費化が進んでいる。
<Golf TSI Trendline>
<Golf TSI Comfortline>
<Golf TSI Highline>
<Golf TSIエンジン>
↑↑ 左)1.2L TSIエンジン、 中)TSIエンジン、 右)2.0L TSIエンジン
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フォルクスワーゲン ゴルフ Ⅵ
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