【スバル】BRZ・コンセプトSTIが米国LAショーでベールを脱いだ
2011年11月16日に開幕したロサンゼルスオートショーで、スバルBRZ・コンセプトSTIがついにベールを脱いだ。スバルはこの出展車について 「BRZ の持つ将来の発展性を示すひとつのかたちとして、スバルのパフォーマンスブランドであるSTI をモチーフに、最高のハンドリング性能をイメージしたコンセプトモデル」としている。
したがって、現状ではマッシブな前後のフェンダーの膨らみや、フロントグリルはプロトタイプのもので、ドアの開閉もできないと見られるが、ベースと なっているボディ骨格は市販のBRZそのものだ。特にフロントグリル、フロントバンパーはこのコンセプトモデル専用と考えられるが、ここにも市販BRZの 痕跡を見ることができる。
ヘキサゴン形状のグリルは原型そのもので、当然ならがトヨタFT-86とは異なるBRZ専用デザインと考えるのが妥当で、市販仕様ではおそらくこの ヘキサゴングリル内にスプレッドウイングが組み込まれるはず。なおこのコンセプトモデルは、フロントバンパーアンダーにリップスポイラー、リヤにGTウイ ングを装備しているが、これらも今後のSTIモデルでは装備されるアイテムだろう。またカーボンルーフもSTIモデルでは装備される可能性がある。
このコンセプトモデルのタイヤサイズはフロントが215/45R18、リヤが225/45R18と発表されたが、このサイズはかなり現実的といえ、実際に 市販されるBRZのタイヤは前後とも215/45R17サイズだと予想できる。ブレーキはブレンボ製を装備しているが、市販モデルはもちろんフローティン グキャリパーだ。なお、エンジンいついてはすでに発表された排気量やボア・ストロークのみで、出力などについては今回は公表されていない。
■スバルBRZ ・コンセプトSTI主要諸元 ●ディメンション:全長4230×全幅1800×全高1280mm ホイールベース2570mm●エンジン:2.0L水平対向4 気筒直噴(D4-S) ボア86×ストローク86mm