【ジャガーXE】乗る前からカッコよかったXEは実物も男前でした(レポート:藤本えみり)
ジャガーXE
価格:477万円~642万円
ジャガーXE関連情報
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ジャガー公式サイト
ジャガーの新たなモデルXEが日本にも登場。日本でも使いやすいミッドサイズクラス。しかも、値段は447万円から。クルマ好きリスナーさんにとっても、これは絶対に気になるクルマなのでは?「是非番組でも紹介したい」と、箱根で行われたXEの試乗会に参加させていただきました。
試乗会に行く前からXEの写真を見て、「あっ、カッコいい」と思っていました。でも、実際に目の前に現れたXEは、写真で見る以上にスタイリッシュで驚き。これこそまさに勝手な思い込みだったなと痛感しましたが、私、いまだにどこかで「セダン=世代が上の人が乗る、おじさまのクルマ」というイメージがあったんだと思います。セダンって、こんなにスポーティーなんだと思った。我ながら単純ですが(笑)、XEを見たら素直にそう感じます。もちろん、若い世代の人たちにも似合うと思う。
試乗したのは3LのV型6気筒ガソリン、スーパーチャージャー搭載のトップグレードのS。パワー、速さ、どれも超パワフルなハイパフォーマンスモデルだけに、「ガチガチな感じなのかな? 私ちゃんと扱えるかな?」と思ってしまったけど、走り出すと、すごく滑らかだったんです。直線はもちろんだけど、しっかりとした安定感がある上に滑らかなので、急なカーブも綺麗に曲がることが出来る。カーブの多い箱根のドライブが楽しかったー。女性の私にも運転しやすい。パワフルなんだけど、エレガントさがある感じで、今までに味わったことがない走りでした。
XEは、ガソリン車だけでなく、新しいディーゼルエンジン車もあるそうです。先日、夏休みをもらって行ったイギリス旅行で、4日間の滞在中、そのディーゼルエンジンのXEに3台も出会いました。エンジン音を聞いただけではディーゼルだとわからないぐらいに静かでしたが、運転したらどんな走りなんだろう?日本導入は2015年12月頃の予定だそうです。こちらも楽しみ。
そしてXE試乗後に、なんと、ジャガーFタイプも運転させてもらっちゃったのです(3リッターV6のスーパーチャージャー)。Fタイプのデザインのセクシーさは圧巻。ため息が出る程美しい。しかも、どこから見てもセクシーなんだなと思いました。フロントから、次はサイドから、リアからも、と周囲をぐるぐる回りながら眺めていたけど、全然飽きない。
アクセルを踏んだ途端に「ウォン」と官能的なエンジン音が響く。その音も感動的でした。まだ運転スタートしてないのに、ルックスとエンジン音だけで、こんなにも人を虜にさせてしまうFタイプの魅力はスゴイ。女性ならまさに魔性の女。私にもこういう魅力が少しでもあったら良かったのに(笑)
先ほど試乗したXEに搭載されているのと同じエンジンだと聞きましたが、走ると、Fタイプはなぜかさらにパワフルに感じました。そして、滑らかで上質。パワフルさとエレガントさ、相反するものが共存しているという、それがまた大きな魅力なのかも…。
番組の中でも、ジャガーに関するお話はこれまで沢山聞いていました。「ジャガーXJはイギリスの首相公用車にも使われている」「Eタイプは、世界で最も美しい車として、ニューヨーク近代美術館(MOMA)に展示されている」「創設者ウィリアム・ライオンズは、美しいものは売れるという考えを持っていた人物だった」などなど。今回の試乗会で初めてジャガーのクルマを運転させてもらったけど、ジャガーの持つ「特別な、オリジナルな魅力」に、私も触れられた気がします。
そういえばオマケ話ですが、試乗後のランチの時に、番組の高橋Pから、「えみりさんがカッコイイと言うクルマは、イアン・カラムのデザインしたものが多いよね」と言われました。「このクルマはイアン・カラムのデザイン」、というのは、自分で事前に予習して知るか、教えてもらうまでは、私にはわからないことですが、何の知識もなくパッと見て「カッコイイと思う」ってことは、「本能的に惚れている」ってことなのかも…!