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【マツダ・デミオ】マツダ鹿児島試乗会にて、デミオのディーセル&ガソリンを一気乗り(レポート:藤本えみり)



マツダ デミオ 鹿児島 試乗会 藤本えみりドラレポ 017

マツダ・デミオ
価格:135万円~219万2400円
マツダ関連情報
マツダ公式サイト

昨年のアクセラに続き、今年も参加させていただいたマツダの鹿児島試乗会。今年は「新型デミオ」で、鹿児島ドライブを2日間堪能させていただきました!

今回、ザ・モーターウィークリーからのメンバーは、構成担当スタッフZ(ザキさま)、ディレクターS(スガヤ氏)、そして私の3名。当日は無事に羽田を出発し、いざ、鹿児島へ。

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最初に乗ったのはデミオXDツーリング。大好きな1.5Lディーゼルエンジン搭載のマニュアル車です

この鹿児島試乗会は、CX-5から始まって今年で4回目になるそうです。鹿児島の雄大な景色を楽しみながらの一般道や高速道路、指宿スカイラインのワインディングと、バラエティに富んだ場所で「走り」をじっくりと味わえるのが嬉しい。そして何といっても、暖かいのが魅力的。東京では「雪が降ったよ」というこの日、鹿児島では菜の花が咲いていました。

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試乗前のブリーフィングでは、新型デミオの「長距離ドライブ性能も味わっていただきたい」とのお話が。右前のタイヤを前方に動かすことによって、下半身をねじらず自然にペダルを踏むことが出来る「ドライビングポジション」、太い中低速トルクがもたらすクリーンディーゼルの「安心、安定感」など。そしてお話の最後には、「自分の行く道は、自分で決めたほうが、楽しいに決まってる、の新型デミオですが、今日はホテルまでちゃんと帰ってきて下さいねー」とのお言葉も(笑)。マツダの方々のセンスが光る一言に、楽しい気分が更にアップした私でした。
 
1日目の試乗車は「1.5リッターディーゼルのMT(XD)」。昨年マツダの方から、「ディーゼル好きということは、肉食派ですね」と見事に自分の肉好きを言い当てられましたが、今回はプラス「MT」をピックアップ。「パワフルなディーゼルでカッコ良くMTを操作しながら、ブイブイ走ってみたいー」という願望からです。自分の運転技術はどうであれ、デミオなら、そうさせてくれちゃいそうな感じがするんですもん。

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で、意気揚々と運転スタート。そして急な坂道で早速エンスト…。まあこれはいつものことですが(明らかに私の技術不足)、走り出せば、このMTが自然と体になじんで、楽しみつつラクに運転出来る。ディーゼル1.5リッターターボは、2.5リッターのガソリンエンジンと同じくらいのパワー感覚。トルクのある加速に、滑らかな走り。「ああ、やっぱり私はこのディーゼル好きだなぁ」と実感してしまうのでした。実は今回、デミオの車両開発をされた竹内都美子さんが同乗して下さる、という貴重なチャンスをいただいたのです。

いろいろとお話をうかがったデミオ開発担当の竹内さんと

いろいろとお話をうかがったデミオ開発担当の竹内さんと

そこで竹内さんに「ディーゼルのワイルド感が好きなんです」というお話をしたら、「ディーゼルはガソリン車と比べると、エンジン単体で100kg程が重いんです。でもその100kgは、人間に例えたら、贅肉ではなく筋肉なんですよ」とのお答えが。なるほどー! 私にもわかるように、専門用語ではなく、日常で使う言葉に置き換えて説明してくれる竹内さん。「うちのDJもこうなってくれればなぁ」という視線を後席のスタッフたちから感じたのは気のせいだったのかなんなのか…。
 
デミオは、ディーゼルだけど音が静かだなと思ったのですが、ガソリン車とは別の、遮音性のあるフロントガラスも使用しているそうです。そして、体をねじらずペダルを踏むことが出来る左右対称のドライビングポジションは、開発当初どうしても5ミリのズレが出てしまったとか。でも、人間は5ミリのズレも感覚で分かってしまう。それを正確に左右対称にするのはとても難しい挑戦だったそうです。
 
クルマ番組のDJとしてこういう機会を得ていますが、開発者の方々と直接お話出来るのは本当に貴重なこと。お話を聞くと、そこには熱い想いとこだわりがある。良いクルマを作ることって本当に大変なことなんだな、と思いました。初日から感じることが多かった試乗会。でも夜はお酒を交えての懇親会です! ホテル白水館からの特別プレゼントで、今や入手困難のプレミアム焼酎である「森伊蔵」をいただけることに。なかなか手に入らない森伊蔵だけに、有難く、少しづつ味わっていたので、この夜はお仕事の話もちゃんと出来ていました(笑)。

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目の前に座られた方は、パワートレイン開発の国分弥則さん。早速、「ディーゼル楽しかったです」「すごくいいですね」などなど、私もスタッフも「ディーゼル最高!」を一通り話した後で、実は国分さんは「ガソリン車を担当された方」だと知りました。一瞬、時が止まったテーブル。ああ、またやってしまった…かな? 知らぬこととはいえ、その節は大変失礼いたしました。でも、「デミオのガソリン車は、アクセルの踏み方でコントロールするという楽しさがありますよ。明日是非味わってみて下さい。そして率直に感想を教えて下さいね」と教えて下さった優しい国分さん(泣)。翌日のガソリン車の試乗がまた楽しみとなりました。
 
その後、初体験の「砂むし風呂」を5分でギブアップした私は、15分以上頑張ったというスガヤさんを置いて部屋に戻り、3分も経たないうちに眠りにつきました。迎えた2日目は、その「1.3リッターガソリン車(13S Lパッケージ)」の試乗です。

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2日目に乗ったのはガソリンエンジン搭載の13S Lパッケージ(AT)

まずはホテルから、イッシーでお馴染みの池田湖へのドライブ。約1年ぶりのイッシー、昨年は背中に乗って写真を撮ったけど、実は固くてお尻が痛かったのを思い出し、今年はイッシーのみの写真です。

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ガソリン車に乗ってまず感じたのは「軽快さ」でした。市街地でもそうですが、特に、ワインディングの下りコーナーを走った時の「スーッと流れるような走り」が気持ちよかった。そしてアクセルを踏んだ時の自分が思った通りの反応は、ガソリン車の方がわかりやすかった気がして、扱いやすかった。

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言葉にすると少ないですが、私が正直に感じられたことを国分さんに率直にお伝えさせていただきました。「それは嬉しい」と言ってもらえてちょっと一安心です。帰り際に、スタッフのザキさまが「デミオは、ガソリンかディーゼルかで悩むなぁ。でもそれって贅沢な話だよね」と言っていたけど、まさにその通りだなと。それぞれに違った楽しさがあると思いました。そして共通しているのは、不思議だけど、自然と体に馴染むクルマだなって感じたこと。
 
新型デミオは、初めてでも、まるで昔から知っている友達のような感覚を与えてくれると思います。

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