【マツダ・デミオ】上質なインテリアやハンドルのしっかり感など、好きになるポイントが多すぎる!(レポート:藤本えみり)
マツダ・デミオ
価格:135万円~219万2400円
マツダ公式サイト
爽やかに晴れ渡った初秋の9月、箱根で行われた「新型デミオ」の試乗会に行ってきました。
マツダのスカイアクティブ技術が搭載された第4弾となるのが、このデミオ。キーワードは「クラス概念を打ち破る」。さらに進化し、コンパクトなボディに凝縮。そして、クルマが持っている価値をどんな人でも味わえるように、との想いが詰まっているそうです。
私、以前から、マツダのクルマに乗ると「運転しやすいな、扱いやすいな」って感じていたんです。
今年初めに行われたアクセラの鹿児島試乗会では、この私が「ワインディングをスイスイと軽快に走る」という奇跡が起きました。助手席に座っていた番組プロデューサーから「運転が上手くなったように感じた」と言われたのも覚えています。上手く「なった」、ではなく「ように感じた」だったけど(笑)。その時も楽しくてノリノリで運転していたので、新型デミオも期待していたのです。
そして早速、そのデミオとご対面! デザインを見て感じたのは、「やんちゃな可愛さ」だなーって。コンパクトなサイズ感もそうですが、丸みを帯びたバックスタイルもキュート。だけど、フロントの顔は精悍で、ワイルドさも感じる。
聞いたところによると、4兄弟(CX-5、アテンザ、アクセラ、デミオ)の中で一番堀の深い、「濃い顔」だそうです。ヘッドライトには、チーターの目(瞼)をイメージしたラインが入っていて、間近で見ると、確かに動物の目みたい。
インテリアのシートも、日本車にあまりないデザインでいいなぁって思いました。ホワイトのシートの真ん中に、赤の太いパイピングが入っているのがオシャレで可愛かったです(クロス/レザーオフホワイトというシートカラー)。
この日、試乗させて頂いたのは、SKYACTIV-G(1.3リッターのガソリン車)と、SKYACTIV-D(1.5リッターのディーゼル車)。
ディーゼル好きの私が楽しみにしていた1.5リッターディーゼルターボは、走り出しでアクセルペダルを踏んだ時に少し間があいてから加速する感じがあったのですが、速度が上がれば快適な走りに。これ、高速道路に乗って長距離ドライブに出かけたらより楽しいだろうな。
1.3リッターのガソリン車も、運転していて楽しかった。というか、不思議ですが、運転すればする程どんどん楽しくなってくるんです。違和感なく、体に自然と馴染んでいくような感じがしました。
そしてこの試乗で一番印象に残ったのは、「ハンドルのしっかり感」だったんです。ハンドルを切った時に程よい重さがある。私にはそこが、コンパクトカーであっても上質だなぁ、と思いました。
最後になりますが、車両説明の時に、「ドライビングポジションにこだわりました」というお話を聞いていたのです。「体の下半身をねじらずに運転出来るよう、ペダルレイアウトを左右対称にし、最適な位置にした」そうです。
「ここは、絶対にチェックしないといけないポイントだわ!」と思っていたのに、私はまたシートポジションを高くして運転していたらしい。なので、せっかくのペダルレイアウトの快適さを味わえてなかったのです(泣)。ダメダメです…。
この後、デミオに乗る機会があったら、みなさんはぜひ、その部分も体感してみてください。