【BMW X4】いつまでも爽やかでカッコいい女性に乗ってほしい、そんな“青山”なクルマ(レポート:藤本えみり)
BMW X4
価格:674万円~790万円
BMW公式サイト
箱根で行われた、BMW「X4」の試乗会に行ってきました。
X4は、ミドルクラス初となる「スポーツ・アクティビティ・クーペ・モデル」。SUVのパワフルさと、クーペのスポーティーでエレガントなデザインを併せ持つクルマだそうです。
試乗会でもまずはやはり、その「個性的なデザイン」に目を奪われました。フロントは、一目でBMWとわかるお馴染みのキドニーグリルでパワフルな印象、それにクーペスタイルのルーフライン。私が実際に見てふと出て来た言葉は、「ワイルド&エレガント!」でした。街中ですれ違っても、絶対に振り返るだろうなって思う。
そして早速ですが、私、また一目ぼれしちゃいました。それは、「インテリア」。X4のインテリアは、シンプルだけど、オシャレで上質な感じだったんです。特に、ベージュのレザーに、さりげなく赤のラインとステッチが入ったシートが可愛いかったー。
高級車だとインパネ周りに沢山のスイッチや派手な計器類が付いているクルマもありますが、私個人の感想としては、インテリアがごちゃごちゃしていると、なんだか「もったいないな」と感じてしまうんです。素材や使いやすさにこだわっているんだけど、でも、シンプルでさりげない感じが良いなぁと思うんです。
「最近生意気に言うようになってきたな」という鋭いツッコミもあるかもしれませんが(笑)、X4のインテリアはまさに私が求めていた雰囲気だったのです。
たとえるなら、東京の「青山」なイメージ。新宿でも銀座でもない、青山なのです! 「また意味不明なことを…」と言われそうですが、いつまでも爽やかでカッコいい女性にすごく似合いそうだなって思いました。
なーんて、インテリアの話だけで長くなってしまいましたけど、試乗会ですから、もちろん運転もさせていただきました。
X4のエンジンは、2.0L直列4気筒ツインパワーターボと、3.0L直列6気筒ツインパワーターボの2種類。試乗させていただいたのは、その3リッター直6ターボのMスポーツ。よりダイナミックでスゴいヤツです(笑)。
走り出して感じたのは、シフトアップのタイミングが早いということ。素早いシフトチェンジで、あっという間に「走っていて超気持ちいいー!」の部分まで到達するんです。そしてそこからは、ずっと滑らかな乗り心地を与えてくれるの。
さらに、抜群の安定性があるクルマだなって思いました。
実はこの試乗会までの行き帰りに、BMW「X1」(2.0L直4)も運転させてもらったんですが、この「X1」を運転している時も、その安定感に驚きました。
コーナーを曲がっている時でも、クルマの真ん中に1本の芯があるというか、真っ直ぐな軸を感じられる。さらに、ハンドルも切ったら切った分だけ、自分の思い通りに曲がってくれる。コーナーを安心して走れるクルマって、「運転が上手くなった!」と思えるから、走っていてより楽しくなるんです。
X4だけではなく、エントリーモデルのX1に乗った時も、変わらない「しっかりとした安定感」を感じられる。さすが、プレミアムブランドだなと思いました。
最後におまけネタですが、試乗会の帰り道で、「いやー、BMWってこんなに運転しやすいクルマなんですね。すごいー!今日はまた色々と勉強になりました」と、ルンルン気分で話していた私。でも番組スタッフは、「BMWのクルマを散々運転していたのに、今更かいっ(笑)」と思っていたらしい。
マイペースに生きている私ですが、どうぞ気長に見守ってやってください…。