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【ジープ・チェロキー】旧チェロオーナーも納得の、チェロキーらしい進化を実感(レポート:DJ藤本えみり)



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ジープ・チェロキー
価格:379万800円~461万1600円
ジープ公式サイト

「新型チェロキー」の試乗会に参加してきました。この新型チェロキーの試乗会は、今年一番楽しみにしていたんです。というのも、番組でもちょいちょい口にしてるからご存じの方もいらっしゃると思いますが、私、チェロキー(XJ)のオーナーなんですよ。オーナーとしては「チェロキー」という名前が復活したこの新型車、待ちに待っていたのです。

 
新型チェロキーが出る! という情報をキャッチしてからいろいろなサイトで写真をチェックしていて思ったのは、「昔のチェロキーとはデザインが一新されている」ということ。これまでの四角いデザインではなく、コーナーを丸くし、角がないラウンドデザインに。そしてフロントの顔の部分が「ものすごく変わったなー」と感じていました。
 

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新型チェロキーがズラリ! これだけでテンションが上がる、この日のえみりでした

「実物はどんな感じかなー」とわくわくしながら、今回の試乗会にはせっかくなので、マイチェロキーで行ってきました。
 
並べてツーショットを撮って新旧の違い、進化具合などが分かりますが、新型チェロキーの特徴的な部分も際だってますよね。そう「ライト」がすごく目立ってます。人間の顔でいうなら、「ものすごくシャープな目つきになった」という印象かな?
 

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新旧チェロキーを並べてみました。進化具合が分かるというものです

私実際にこのライトを見た時「この細さで、果たして夜は大丈夫なの? ちゃんと明るく照らしてくれるの?」と思ってしまったのですが、その鋭い目の下に、ちゃんとヘッドライトが装備されていました(笑)。新型チェロキーには、LEDクリアランスランプ、ヘッドライト、フォグランプと、フロントに3つのライティングが採用されているそうです。
 
でも、ジープお馴染みの7本の縦型グリルは健在。「やっぱりこれがなくちゃあ」と偉そうに語る私。その後、「えみりさんのチェロキーは何代目なの?」と聞かれて沈黙したのも私です…。

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いつになくテンションの高いえみり。このあと、やらかすことになろうとは…

試乗したルートは試乗のベースとなったスタックランドから富士河口湖町へ向かう71号と139号です。山梨が地元の私にとってはよく走る道、そして試乗会へ向かう時もこのルートをマイチェロキーで通ってきたのです。「走り比べが出来るかも」なんて意気揚々と新型に乗せてもらい、運転開始したんですが…、感想を求められての一言は「乗り心地良すぎて、わかりません…」でした(笑)。
 
マイチェロキーはいわゆる「アメ車」と言われる乗り心地で、新型チェロキーはもう少しかっちりしてる感じでしょうか。番組でもゲストの方とお話したことがありますが、「アメリカ車がグローバル化している」ということが実感できました。
 
そして乗り心地以上に驚いたのが、インテリアがすごく上質になったということです。レザーの触り心地だったり、スポーティーでクールなハンドルのデザインだったり…。なんだか、チェロキーというより、グランドチェロキーに乗っているような気分でした。
 

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新型チェロキーで日本導入されたのは、3グレード。2.4Lのロンジチュードと、3.2Lのトレイルホーク、そして上級グレードのリミテッド。その中のトレイルホークで、オフロードコースも走らせていただきました。
 
トレイルホークとリミテッドには、最新の本格的な4×4システムが搭載されているんです。オフロードのコースは、岩や沼地、急斜面のある、かなりハードなものだったのですが、このシステムはスゴイ!「歩いても登れないだろう…」という急な登り斜面も力強く乗り越えていくし、しかも路面を感知して自動で走破してくれるんです。私何にもしてないのに、クルマが判断して自分で登っていくの。こんなの初めて!
 
ちなみに4×4が不要であると判断すると、自動で駆動方式を切り替えて、燃費の向上に貢献してくれるんだとか。「チェロキーって燃費いくつなの?」と私が毎回のように聞かれる質問ですが、新型チェロキーはロンジチュードでJC08モード燃費は10.4km/Lだとか。マイチェロの2倍もいい数値ですよ!
 
さてさて、そんな感じでオンロードでもオフロードでもいい走りを見せてくれた新型チェロキー。私、最後にやらかしちゃいました。
 
この4×4システムに興奮して夢中になっていたので、気が付いたら、コースではない所に入り込んでいたみたい…。そこで見事にスタックし、動けなくなってしまったのです。ラングラーで救助に来ていただき無事に生還したのですが、試乗会で救助されたのは私だけだったそうです。スタッフのみなさん、ご迷惑をおかけしました。
 

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スタックしてスタッフの方にレスキューされてる真っ最中。ご迷惑おかけしました…

でも、ビビリーキングと言われるくらい慎重派の私がそこまで冒険出来ちゃう。それくらい新型チェロキーは頼もしいクルマだったってことです。
 
新型チェロキーは大きく進化していましたが、私の中でのチェロキーに対する大事な部分=「自由にどこにでも、アクティブに」というスタイルが変わっていなかったのが嬉しかったです。これからも、チェロキーは日常を変えてくれるクルマであって欲しい、なんて思いました。
 
チェロキーのことをもっと詳しく知りたいって方は、番組の姉妹サイト「Auto Prove」の試乗レポートを読んでみてください。では、また次回!

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