【車両概要】308CC、Aクラス、ジュリエッタ
プジョー 308CC
308CCはプジョー308シリーズの派生モデルで、オープンタイプのクーペカブリオレモデル。2+2のシート配置で電動ハードトップを採用し、開閉時間はわずか約20秒。10km/h以下であれば走行中でも開閉が可能で、使い勝手のいいカブリオレだ。国内にはハッチバックタイプが2008年5月に導入、このクーペカブリオレは2009年に発売された。また、2011年6月にマイナーチェンジを行い、308CCにファブリックシートを採用したエントリーモデル「308CCPremium」を設定し、追加導入した。
と同時に、一部のモデルは価格の見直しを行い、求めやすい戦略的な価格設定もしている。価格設定の変更のあったモデルは、308CC Griffe(インテグラル レザー内装/受注生産)と308Cielo(レザー内装/受注生産)が20万円価格が下げられ、それぞれ、440万円、329万円となった。また308SWのPremium(レザー内装/受注生産)も6万円価格が下げられ349万円となった。その他のラインアップは、装備を充実させながらも価格は据え置かれ、ラインアップ全体で、求めやすい価格が訴求されている。
搭載されているパワーユニットは1.6L+ツインスクロールターボエンジンに6速ATの組み合わせで115kw(156ps)6000rpm、240Nm/1400rpm-3500rpmというスペック。10・15モード燃費は11.0km/L(JC08モード10.8km/L)である。
308 CC ROLAND-GARROSは本体車両価格4,100,000円(消費税込)
アルファロメオ ジュリエッタ
1977年に2代目ジュリエッタが登場して以来の3代目ジュリエッタが復活した。147の後継モデルだが、エンジンはもちろん、プラットフォームも新規設計された全くの新車として2012年1月5日発表された。
ボディは5ドアハッチバックのCセグメントに属するサイズ。ライバルはCセグメントのベンチマークVWゴルフがある。他にBMW1シリーズ、アウディA3といった御三家がライバルになる。
その激戦区に殴りこむ3代目新型アルファロメオ・ジュリエッタの特徴だが、まず、全く新しいプラットフォームが新設計され「コンパクト」プラットフォームと名づけられている。材料には高張力鋼鈑、超高張力鋼鈑を多用し、実に84%を占めている。そのため、軽量で高剛性のプラットフォームが完成しているのだ。
トップモデルがクアドリフォリオベルデで1750cc+直噴ターボ+6MTで388万円、コンペティツィオーネとスプリントは1.4Lマルチエアエンジンに6速TCTを搭載し、コンペティツィオーネが358万円、スプリントが318万円というモデル構成になっている。
メルセデス・ベンツ Aクラス
メルセデス・ベンツが送り出したCセグメントのスポーツコンパクトがAクラス。じつはこれまでもAクラスが存在していたが、2013年1月国内導入したモデルからセグメントもBからCへがらりと変化して登場している。
プレミアムコンパクトのセグメントでは、アウディA3やBMW1シリーズと競合するモデルであり、メルセデス・ベンツとしてはこれまで、この土俵で戦うモデルがなかったが、新型Aクラスによって直接対決するモデルとなる。
そのため、導入モデルには戦略的価格が設定されA180ブルーエフィシェンシーは284万円からとなっている。競合A3の最廉価モデルが308万円、BMW116iも同じく308万円となっている。しかし装備面での違いがあり、Aクラスではオプションを+37万円で推奨しているため、Bクラスの時と同じように戦術的な面を持った価格設定と言える。
新型Aクラスには1.6Lターボ+7速DCTというパワーユニットを搭載するモデルが国内導入された。また、まもなく認証が取れ次第上級のA250シュポルトが導入される。A250シュポルトは2.0Lターボ(270M20型)で210ps/350Nmというパフォーマンスを持つモデルで、価格も420万円に決まっている。