【フォルクスワーゲン東モ】大量出展のVWには世界&日本初公開モデルも 多数
フォルクスワーゲンは2011年12月3日から一般公開される東京モーターショーに、コンセプトモデルから現行市販モデルまで合計16台を出展する。なお 今回は2台のワールドプレミアと6台のジャパンプレミアが予定されているが、2台のワールドプレミアはショー会場で初めてベールを脱ぐことになっている。ジャ パンプレミアとなるのが、市販を前提とした「ザ ビートル(The Beetle)」だ。メインのビートル以外に、フランクフルトショーに出展された「ビートル フェンダー(ギターメーカーのフェンダー社と共同開発したプレミアムサウンドシステムを備えた特装コンセプトカー)」ともう1台、さらにもう1台のビート ル(ビートルRコンセプトと予想される)の合計3台だ。
ビートル フェンダーは19インチホイールを履き、トレッドを20mm拡大、車高も30mmダウンとしている。インテリアは特別な艤装のほかにオーディオとして真空 管400W、10チャンネルの高性能アンプと高性能スピーカーを組み合わせている。そしてビートルRは、フォルクスワーゲン R社が手がけるスーパーハイパフォーマンスモデルだ。
なお一般公開初日の12月3日、11時からVWブース内のThe Beetle Worldで、世界的に有名なDJの沖野修也氏とモデルたちによるクラブスタイルのパフォーマンスも行われる。
熱狂的なファンを持つVWマイクロバスを原型にして開発されたコンセプトモデルが、EVのピープルズムーバー「ニューブリー(New Bulli)」だ。このコンセプトモデルはジュネーブショーに出展されたもので、40kWhという大容量のリチウムイオン電池を搭載し、出力85kW&ト ルク270Nm のモーターにより、1回の充電で300kmの走行を可能としている。
「ニュークロストゥーラン」は7人乗りのコンパクトミニバン、ゴルフ トゥーランをベースに専用バンパーとオーバーフェンダーを装着したモデル。低燃費で高性能な1.4 LのツインチャージャーTSIエンジンと、お得意の7 速DSGトランスミッションを組み合わせる。ベース車のゴルフ トゥーランより、ワイルドでたくましい印象だ。
市販車の展示では「パサートCC」に注目したい。現行モデルは2.0TSIと3.6(VR6)FSIの2機種だが、東京モーターショーではよりダウンサイジングした機種の登場が予想される。
また同時に開催される「スマートモビリティシティ2011」には、2013年に発売予定の「ゴルフ ブルーEモーション(EV)」と、10月のフランクフルトショーに出展された先進EVパーソナルコミューターの「NILS(ニルス)」も展示される。こち らも見逃せないモデルたちだ。