【メルセデス・ベンツ】SLS AMG ロードスターを発売。わずか11秒で開閉操作が可能
メルセデス・ベンツ日本は2011年9月21日、フランクフルトショーでワールドプレミアされたばかりの「SLS AMG」のオープントップモデル「SLS AMG ロードスター」を発売した。希望小売価格は2590.0万円(消費税込み)で、2012年1月からの納車を予定している。
ベース車のSLS AMGはガルウイング式ドアだが、このロードスターは3層ファブリックのソフトトップを選択。マグネシウムやアルミなどの軽量素材を採用して、十分な強度と対候性を確保している。Z字状に折りたたまれる構造で、開閉に要する時間はわずか11秒となっている。もちろん全自動で、走行中でも50km/h までなら操作が可能だ。
SLS AMGはアルミニウム材を主としたスペースフレーム構造の採用で、軽くて強い車体を誇っている。当然ながら、オープンのロードスターではボディシェルの剛性を高める対策を導入しているが、それでもクーペに対するフレームの重量増加はわずかに2kg。全体でも40kg増の1660kgという数値を実現している。
スポーツシートには軽量で高強度のマグネシウム素材をバックレストに採用して重量配分改善と低重心化を達成。冬のオープンドライブに備えて、首周りを温風で温めるエアスカーフを標準で採用している。ちなみにトランク容量は173Lで、これもクーペより3L小さいだけとなっている。
パフォーマンスは従来のSLS AMGのクーペに準じている。最高出力571ps(420kW)、最大トルク650Nmを発生する6.3LV8を搭載。7速のトランスアクスル式デュアル クラッチトランスミッションとの組み合わせで、0-100km/h加速に要する時間は3.8秒、最高時速は317km/hと発表されている。
関連記事:メルセデスの大型モデル試乗インプレッション 動画付き