私にもドラテク・スクール効果が!人生変わりました!! NISMOドライビングアカデミーを体験<藤本えみり/Emiri Fujimoto>
まずは低速同乗で、講師がドライブするクルマの助手席に座って、走り方やラインどりなどを学びます。私は、千代選手の隣に乗せていただきました。
「この同乗では、初めてサーキットを走る方が、スポーツ走行に一人で行っても安心して走れるようなレクチャーをしています。例えば、出口でしっかりと信号を見てくださいとか、ちゃんとコースを確認していきなり左側に合流しないようにとか」
「このコースですが、この先がS字カーブなので、ここを、右側でアウトインアウトすると次のコーナーがきつくなるので、ここは右側をキープして走るんです。左に向けてアウトインアウトをしっかりとれるようにすると良いですよ」
という感じで、車内では、サーキット初心者だけでなく、経験者もためになるお話をたくさん教えてもらいました。
ちなみに私はこの時「次のコーナーを考えたライン」に、ひたすら感銘を受けていました。今まで全く考えないで走っていたので・・・。だからみんな絶叫しますよね(笑)
■初挑戦!富士スピードウエイショートコース
続いては、先導走行です。講師のドライブする先導車に続き、私も初めてのショートコース走行に挑戦しました。
プロドライバーの走行ラインを、すぐ後ろで見られるという贅沢なレッスン。ただし徐々にスピードが上がっていくので、ついていくだけで必死。でも、諦めず頑張ってついていくと、「私、なんだかラクに走れてる」と思えるようになるんです。
サーキット走行は今まで「怖い」と思っていたけど、正しいラインで走ると、こんなに気持ちが変わるものなんですね。先生の後を追っていたけど、自分がサーキットを上手に走れた時は最高に楽しかったです。
ステージ2の最後は、高速での同乗走行。先ほどと同じく、千代選手の隣に乗せていただきましたが、これはもう、未知の世界でした。次元が違いすぎて、ごめんなさい、私には全く説明できません。一言、すごかったです!(笑)
そして、そんなトップドライバーの走りにも負けない「ノート NISMO」のポテンシャルもすごい。「サーキットでも、ここまで走れちゃうクルマなんだ」と驚きでした。
ということで、ステージ1、2を終了し、あとは本日最後の「タイムトライアル」のみ!
これだけの指導をしていただき、レッスン前よりもタイムが縮まらなかったら、どうしよう・・・(すぐにこの場を退出できるよう、帰り支度だけは整えておきました)。
そんなプレッシャーを感じていたのは私だけではないらしく、他のメディアの皆さんも、表情が硬い(笑)。それを察してか、クルム校長が、最後まで一人一人に丁寧なアドバイスを送っていたのが印象的でした。
私にも、「ドライビングポジションは確認した?もう少し前でもいいかな。大丈夫、自信を持って」と、アドバイスしていただきました。
そして、その結果、タイムはなんと「54秒95」。レッスン前より、6秒半もタイムを縮めることができたんです!実際走ってみて、レッスン前とは自分の走りが変わった、メリハリが出てきたように思います。
いつも必ず、「やっぱりね」というオチがつく私が、珍しく結果を出しましたー。そういう意味でも、このアカデミーはすごいですよね(笑)
さらにこの日、ドライバー賞、ドライバーが選ぶ、キラリと光った人に贈られる賞までいただき、あまりの嬉しさに、ウルッとしてしまいました。本当に、この日は忘れられない1日になりました。
興味が沸いて来たら、NISMOドライビングアカデミーのサイトで確認してくださいね。