この夏「ジャパンEVラリー2016」に参加してきました！＜レポート：藤本えみり＞

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■この夏、「ジャパンEVラリー2016」に参加してきました！

ジャパンEVラリーは、電気自動車の普及を目指す全国規模のイベントで、３回目となる今年は白馬～奥飛騨～乗鞍スカイラインで開催されました。（今週9月10日のザ・モーターウィークリーでも少しご紹介します）

３日間のイベントのうち、私は2日目からの参加だったので、目指したのは、岐阜県の高山市です。そしてこの移動のために借りたのが、フォルクスワーゲンの「ゴルフGTE」。2015年に発売された、フォルクスワーゲン初のプラグインハイブリッドです。

じつはこのクルマ、以前も運転しているんです。今年のJAIA輸入車試乗会で運転して、番組ブログにも「予想を上回る楽しさだった」と興奮ぎみに書いていましたけど、今回は岐阜県・高山までの往復というロングドライブ。だからいろんな発見がありました！

フォルクスワーゲンの「ゴルフGTE」で高山まで！

まず、このクルマは、求める走りによって、3つのモードが選べます。電気モーターによるゼロエミッション走行の「Eモード」、そしてエンジンとモーターを効率よく選択する「ハイブリッドモード」、さらに、スポーティな走りを味わえる「GTEモード」。シフトレバーの左側にあるボタンを押すだけで、簡単に切り替えられます。

電気だけで走る「Eモード」は、バッテリーが満充電の状態で最長約50km走行が可能ですが、今回は長距離ドライブなので、「ハイブリッドモード」を選択して、出発しました。

■浪費か貯金か？モニターでチェック！
スタート時はEV駆動のスーッと滑らかな加速が気持ちいい。そして、アクセルをグッと踏み込むとエンジンが始動するんですが、その切り替わった瞬間がわからないんです。すごく自然だったので驚きでした。

こういう時は、ディスプレイで「エネルギーフロー」をチェックします。私、この画面好きなんです。「今、どうやって走っているのか？」が一目瞭然だし、「回生している」のもすぐわかるから。

走行中ブレーキをかけた時やアクセルを離した時に発生する減速エネルギーを、バッテリーに充電する「回生システム」。メーターでも、針がグリーンの「CHARGE」を指しますが、「今、エコ運転している！」と思うと、やっぱり嬉しいんですよね。

しかもゴルフGTEは、回生システムが2段階で調整できるんです。シフトレバーをBに入れると、回生レベルがより強力になるんです。

こういうクルマに乗ると、「どうしたら、もっと電気が貯まるか？燃費良く走れるか？」を考えるようになります。そしてそれが楽しくなってくるんですよね。普段、「何も考えてないでしょう」と言われる私にとっては、貴重なことです・・・。

ちなみに、電気だけで走行可能な距離を表示してくれる「レンジモニター」という画面もあって、エアコンなどをオフにした場合の走行可能距離もわかるんです。これを見ちゃうと、夏でもエアコンを切りたくなったりして・・・。

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■エコだけじゃない！GTEモードが楽しい
そして、ゴルフGTEはエコなだけじゃない。1.4L直噴ターボエンジン＋電気モーターによるパワフルな走りが堪能できる「GTEモード」にすると、瞬時に力強く加速してくれます。高速道路での合流や追い越しの時にも便利でした。

また、アクセルのレスポンスやハンドリングのしっかり感も変化するので、安定感がありつつ、キビキビと気持ち良く走ってくれる。峠道でも、この「GTEモード」は本当に楽しかった。

ということで、東京への帰りは、高山から長野県の松本まで行き、そのまま山を超えて佐久市を経由し、山梨県の甲府南インターまでずっと一般道を走りました。
2日間での総走行距離は、約730～750キロぐらいだったかな？それでも、ガソリン代は約５０００円。私にとっては、「えっ、これだけ？」って感じでした！

ゴルフGTEは、本当に「賢い子」！でも、このクルマに乗って、私も賢くなったかも？？？

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