【メルセデス・ベンツCクラス】クラスを超えてミニSクラスと呼びたくなる存在感(レポート:番組Pタカハシ)
メルセデス・ベンツCクラス
価格:419万円~644万円
メルセデス・ベンツ公式サイト
5代目となったメルセデス・ベンツの新型Cクラス。早速乗ってきました。
番組のゲストにもよく出演してくれる佐藤久実さん、吉田由美さんと一緒に北海道で試乗してきました。特に、吉田由美さんはお気に入りのようで、購入してしまうのではないかというほど熱の入れようでした。そんな吉田由美さんを虜にしてしまった新型Cクラスとはどんなクルマだったのか、早速レポートしましょう。
190Eから数えて5代目になるW205型が今回の新型Cクラスで、コンセプトは「アジリティ&インテリジェンス」です。単に俊敏に走るということではなく、インテリジェンスを備えながらスマートに、イメージどおりに走る!でしょうか。
まずは外観。メルセデス・ベンツのトップグレードSクラスに似た印象で、ブランド力たっぷりのエクステリアデザインです。誰が見てもメルセデス・ベンツだと解かります。さらに推しの強いフェイスは高速道路で威圧感たっぷりです。センターのスリーポインテッドスターは、その大きさからの存在感がありますね。
ボディサイズがつかみにくい状況だと、本当にSクラスと見間違えてしまいます。そのボディサイズは全長4690mm×全幅1810mm×全高1445mm、ホイールベース2840mmとかなりサイズアップしました。クルマに詳しくない人ならなおさら高級車だ!というインパクトは強いでしょう。でもお値段は419万円から644万円なので意外?ではないでしょうか。Sクラスの半額以下ですよ。ちなみに、同様にフルモデルチェンジで大きくなった現行型BMWのF30型3シリーズは4625mm×1800mm×2810mmなので、さらに大きいのが新型Cクラスというわけです。
Cクラスは正統派のセダンですが、最近の流行もあり、ややクーペスタイルを意識したデザインとも言えます。そして、内装も豪華なんです。特にセンターコンソールの存在感がデカイ。幅もあるし高さもある。だからドライバーズエリアは囲まれ感があって、これまでのラグジュアリーイメージのメルセデス・ベンツから走りを意識したインテリアへと変わっています。それでも木目仕上げやメタルの質感、ソフトな樹脂素材などの使い方から、高級なインテリアに満足感は高いです。高級ラグジュアリースポーツという形容詞3連チャンですね。
リヤシートは座面長が短く、またCピラーの絞込みがあるため頭部の余裕が少なめです。180cmぐらいの身長だと正統派セダンのリヤシートとは言いにくいかもしれません。これはエクステリアデザインの美しさを優先した結果だろうと推測しますが、後席を語るにはEクラス、Sクラスと正統派のヒエラルキーのあるメルセデスなので、クラスレベルということになるのでしょう。