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【新型スカイライン】13代目のスカイラインはハイテク高級車になっていた(レポート:番組Pタカハシ)



走りだすと、20km/hぐらいまではEV走行で動き出します。その後エンジンが始動するという感じ。アクセルを思い切り踏みつけるとドカ~ンと強烈な加速が味わえる。これも凄かった。モーターがパワーアシストしていて、ターボ車のようにブーストがかかったみたいな加速をするから、この時ばかりはエコカーというよりハイパフォーマンスカーのイメージになりますね。
 

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市街地を普通に流れに乗せて走っているとEV走行をしたりするから、非常に燃費がいい。さすがハイブリッド。この日の実用燃費も13.0km/L台を記録していたので、排気量からしたら、1.5Lクラスと同等と言えるでしょうね。そしてクルマの中がとても静か。高級車らしい静かさがあって、それでいてエンジンの音は気持ちよく聞こえるようになっている。このあたりもこれまでの日本車にはない演出で、欧州車と同じような考え方で作られているのがわかりますね。
 
そしてもうひとつのトピックがステアバイワイヤーという仕組み。なんじゃそれ?と思うでしょうが、ステアリングがタイヤとつながっていないのです。うん。じぇじぇ!なのだ。ハンドルを切った動きを信号に変えて、タイヤはその電気信号でモーター駆動する仕組み。実際はエマージェンシーのためにシャフトはつながっているけど、実稼働はしていないのだ。とんでもない新技術が搭載されているわけ。さらに言えばブレーキもブレーキバイワイヤーで、電気信号でブレーキがかかる仕組みなのだ。ちなみにワイヤーとはロープのことではなく電線を束ねたハーネスのことね。
 
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さらにさらに、新型スカイラインは安全に関してもアピールポイントがたくさんある。対応速度60km/hというエマージェンシーブレーキやインテリジェントクルーズコントロール、それに側方安全として、車両接近検知警報や後方追突防止システム、車線逸脱警報&防止システム、そして移動物検知アラウンドビューモニターなども装備していて、とにかく事故を起こさない、事故にならないようなアダプティブセーフティ、パッシブセーフティが満載されています。試乗ではアラーム類しか確認できませんが、これだけの安全装備があれば精神的にも安心ですよね。
 
新型スカイラインはちょっと高級になっちゃったけど、これだけのレベルになれば、それも納得という内容でした。ちなみに、スカイラインは海外ではQ50という名前になります。

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