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【新型スカイライン】13代目のスカイラインはハイテク高級車になっていた(レポート:番組Pタカハシ)



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ニッサン・スカイライン
価格:449万6100円~553万7700円
ニッサン公式サイト
 
日本が誇る名車中の名車、日産スカイラインがこのほどフルモデルチェンジをしました。数えて13代目になるんですね。スカイラインは1957年に初代が発売されたそうで、57才ということになるのでしょうか。私より年上です。クルマは経年進化ですが、私は経年劣化しています。その進化した新型スカイラインをお借りして、ドライブしてきたのでその様子のレポートをします。

 
今度のスカイラインのフロントグリルには何やら見慣れないエンブレムがついています。クルマ好きならご存じなのですが、これは「インフィニティ」のマークです。インフィニティは海外、とくに北米で展開する日産の高級ブランドで、トヨタのレクサスと同じ展開ですね。違うのはインフィニティを国内展開していないところか。
 

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インフィニティエンブレムを付けた新型スカイライン。ドイツプレミアムカーと真っ向勝負

このエンブレムが示すようにスカイラインは高級車ブランドのモデルとしてフルモデルチェンジしたのです。ボディのサイズも少し大きくなり、日産流の表現ではLサイズセダンになります。全長4790㎜×全幅1820㎜×全高1440㎜でホイールベースは2850㎜とかなり大きいですよね。高級車ブランドとなったことで、ライバルとなるものマークXではなく、ドイツプレミアム御三家、メルセデス・ベンツ、BMW、アウディがライバルというクルマなのです。
 
だから価格も約450万円から550万円という、ちょっと手が…というお値段。もちろん、その価格に見合った高級さはありましたよ。外観はBMWやアウディたちと並んで止めても見劣りするようなルックスではありません。迫力もあるし、キレイだし、フロントマスクもしっかり個性を主張しています。インテリアも高級車らしく豪華な印象があります。レザーシートのいい匂がして、ハンドルのレザーやシフトのメタル部分など、視覚からだけでなく触感からも高級車の空気が伝わってきます。
 
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そしてなによりもハイブリッド搭載というのが目玉。エンジンは3.5LのV型6気筒エンジンとモーターの組み合わせ。ハイブリッドと言えば燃費が良くCO2の排出量が少なく環境にいいという印象でしょう。もちろん正解。でもスカイラインはそれだけではなく、ハイパワーでもあるんです。3.5LのV型6気筒といえば排気量も大きいし高級車に搭載するエンジンですよ。それにモーターが加わるから出力の合計は364psと強烈です。
 
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国内ではハイブリッドの位置づけってエコカーですけど、日本以外では高級なトップグレードを意味するので、そうした意味でスカイラインのなかでもトップに位置するのがハイブリッドというわけです。国内ではこのハイブリッドモデルだけしか販売されないけど、北米では素のスカイラインもちゃんとある。エンジンのバリエーションもいくつかあって選べるけど、やっぱりハイブリッドはトップモデルという位置づけになっていますね。

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