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【マツダ・アクセラ】2日間約300kmの試乗でアクセラの良さを再確認(レポート:藤本えみり)



 
■アクセラの運転しやすさの秘密が分かった

宿泊場所の白水館では、夜にマツダの方を交えての懇親会が行われました。マツダの広報の方、エンジニアの方に、私、タカハシP。そしてカーセンサー誌の取材の方々というメンバーでのテーブル。鹿児島の焼酎「利右衛門」で乾杯して、それをしっかりお代わりしたところで(笑)、マツダの方へ試乗して思ったことをいろいろと聞いてみました。
 
「アクセラはなぜこんなに運転しやすいんですか?」という単純な質問だったんですが、その理由のひとつは「人間工学に基づいて開発されているから」とのこと。
 
ドライビングポジションは「宇宙のような無重力空間で人間が楽になる関節の角度」で作られているとか、フロントタイヤを5cm前に移動することで、アクセルをしっかり踏むことができるとか、細かいことを教えていただきました。なるほどー。
 
さらに、アクセルを踏んで何秒後にクルマが動き出すのが良いのかを医学的に研究して、そのベストの数値である「0.3秒」、これをアクセラにフィードバックしているなんて話も伺えました。ものすごく細かく繊細なことを考えて造られてる、本当に自動車って面白いんだなーって思えた瞬間でした。
 
ちなみにマツダでは人馬一体をさらに追求するために、「乗馬クラブ」を作って実際に馬に乗って研究しているそうです。いやいや、本当に私にも分かりやすく説明して頂きありがとうございました。これで安心して焼酎のおかわりができる…といことで、頭もおなかも満足感一杯で、アクセラ試乗初日が終了しました。
 
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■車内インターネットラジオで世界の番組を楽しむはずが…

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池田湖にて。イッシー像とアクセラを前にテンションアップの藤本

 

さてアクセラ鹿児島試乗、2日目は初日以上の晴天でした。いやー、東京に帰るのがもったいないぐらいの好天で、もっとこっちでアクセラに乗っていたいなーと思ってしましました。この日乗ったアクセラはガソリン車(1.5リッター)でMT仕様です。試乗できる時間は2時間、これもたっぷりと用意されています。

 
で、今回のアクセラ試乗会でどうしても試してみたかったことがありました。それは「aha radio(アハラジオ)」というもので、無料アプリ「aha radio」をダウンロードしたスマートフォンとBluetoothで連携すると、世界中のインターネットラジオなどのコンテンツを車内で利用することが出来るシステム。アクセラから導入されましたものなんですが、これはラジオDJとして絶対にチェックしておかねばー、と。
 
ということで、試乗スタート前にダウンロードしておいた「aha radio」をセット。あっというまに連携されて、「さあ、どこの国のラジオが聞こえるのかなー」と期待していると、流れてきたのは日本の歌でした。あっ、チャンネルが「70年代~90年代のJ-POP」になってたんですが、まあ世界のラジオということで、もちろんこんなチャンネルもありですよね。面白い。
 

ディスプレイキャプ

インターネットラジオ等のコンテンツを車内で楽しめる「aha radio」

 

ちなみにこのときに流れていた曲は、吉田拓郎さんの「今日までそして明日から」。私は全然知らなかったんですが、同乗していたタカハシPは「えっ、知らないの? 吉田たくろーだよ? へー。わたしは今日まで生きてきましたーほげほげー」などと、一緒に歌いながら上機嫌でした。

 
なおこの「aha」はインターネットラジオ局にアクセスできるだけではなく、ニュースやスポーツなどの専門チャンネルも聞くことが可能だそうです。チャンネルをセレクトしていると「新・経済チャンネル」なんてものまでありました。これで「The motor weekly」が聞けたら最高に嬉しいのになあ。
 
さて試乗レポートに戻りましょうか。幻の恐竜イッシーがいると言われる池田湖に寄ったりしつつ、この日のルートはワインディング。ここでワインディングの走り方をレクチャーしてもらいました。
 

ドライブ中アクセラキャプ

「ギューっとブレーキング、スーッと切って、グッっと加速」と、ワインディング走りに真剣な藤本

手前でしっかりブレーキをかけ、ハンドルを切って、「大丈夫だな」と感じたらアクセルを踏む。その繰り返しなんですが、やはりコーナーの角度って同じじゃないので、なかなか難しい。乗って慣れる、経験して覚えていくしかないようです。しっかりとメリハリをつけて運転することが安全にもつながるので、これからきちんと意識して運転していこうと思ってます。
 
こうやってワインディングの走り方、なんて練習ができるのも、思い通りに動いてくれるアクセラだからこそですよね。前日は「運転がうまくなったかも」と感じた私は、2日目には欲が出て、「このクルマを上手に運転してみたい」と思ったんです。向上心って言うんですか、やっぱり何事も学ぶにはそういうのが大事なんですね。
 
さてさて、合計300キロのアクセラ試乗会も終了です。車両を返却するときにまったく疲れもなくて、「もっと乗っていたかったなー」って思ったのは、アクセラが“いいクルマ”だからですよね。
 
最後にマツダの皆さんと記念撮影をして試乗会は終了。ありがとうございました。また機会があったらよろしくお願いします…ってもうアクセラに乗りたくなってるじゃないの、私。さすが肉食系だ(笑)。
 
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