【プジョー2008】新しい都会派クロスオーバーに乗ってきました(レポート:藤本えみり)
■新ミッションのETGは“クルマを動かしてる”を実感できる
2008に搭載されるエンジンは1,2リッター3気筒で、燃費はJC08モードで18.5キロ。さらにストップ&スタート機構が加わり、「ETG」という新しい5速のトランスミッションが装備されています。
試乗中に「これはシングルクラッチだよ」と教えてもらいました。「シングルクラッチ…、あっ、ペダルは2つだけど何とか、っていうヤツですね」と、最後までは言葉が出てこない私。うーん、惜しい! 改めて「マニュアルだから、マニュアルと同じように運転する」とレクチャーしてもらいました。そうだ、シフトアップのときにはアクセルを一度戻してまた踏み込むという運転操作をするとスムーズに走れるんだった。思い出しましたよ。
で、言葉は最後まで出てこなかったくせに、私、このシングルクラッチが好きなんですよ。アクセルペダルを踏む、緩める、また踏む、という操作をしていると、「運転してます」「クルマを動かしてます」という感覚をより強く感じるんですよね。
2008はそのアクセル操作に応じてストレスなく減速・加速してくれるので、運転が気持ち良かった。私の課題でもある「メリハリのある運転」が、2008だと自然と出来るようになるかも!と思いました。
フルフラットになるラゲッジルームは、多彩なアレンジも可能で、そしてリアシートがワンタッチで折りたたみ出来るってやっぱりうらやましい。私の愛車はフラットにするのに結構手間がかかるんですよねえ。
最後に、2008の試乗で一番心に残ったことは、シフトダウンする際の音ですね。この音がスポーティーでめちゃめちゃカッコ良かいいんですよ。ウォンっ!って感じで、「なかなかやるなあ」って思えるんですよね。
見た目はオシャレなアーバンクロスオーバー、そして「上目遣い」のブリッコな顔なのに、中身はワイルド。私、こういう意外性のあるクルマに弱いんです。フランス車、また好きになっちゃいました。