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【アバルト500】はじめての左ハン&MTにドキドキも、慣れればヤンチャな走りが超楽しかった!(レポート:藤本えみり)



■左ハンドル&MT、使いやすいかも!?

アバルト500

右手でシフトノブを操作する。慣れるとこれが気持ちいい

 

ブログ用の写真を撮影して、気合を入れていざ出発! したのですが、早速、エンストしました…。「右手でシフトが」、という以前の問題だ。試乗会の出発地である大磯プリンスホテルの駐車場を出るまではぎこちなさがあったものの、西湘バイパスを往復している内に、不思議なもので自然と違和感がなくなりました。
 
左ハンドルのマニュアル車に初めて乗ってみて、いろんな発見があったんです。
 
まず感じたのは、ハザードランプなどのボタンが押しやすいこと。たぶん右手で操作するから右利きの人にとっては、操作がしやすいという利点があるのかなと思いました。あとシフトをする際に、自分の側から、1速-2速という順番になる。よく使う低速のギアが近くにあることが、安心感に繋がる気もしました。
 
でもハンドル操作は左手になるから、そこはしっかりハンドルを握るようにしながら、かなり慎重でしたが…。
 
■かわいいのにヤンチャな走りにメロメロー

そういえば以前、左ハンドルのマニュアルって、いろいろと考えてられて作られているんだよって聞いたことがあったのを思い出しました。
 
アバルト500に乗ってそのことを思い出したんですが、何でなんだろうと考えていたら、「左ハンドルは、人間の動作が自然にできるものなんです」と、繁さんが教えてくれました。やはりボタンやスイッチ類が右側にあるのもそうだし、さらに、アクセルペダルの操作においても当てはまるそうです。
 
「右ハンドルだと、右前のタイヤの位置にアクセルペダルがくることになる。でも左ハンドルのクルマであれば、前タイヤに関係なくアクセルペダルを置くことができる。つまり、スペースの限られている小さなクルマでも、右足を伸ばしてアクセルペダルを踏める」とのこと。
 
なるほど、そういうことだったんだ! と、すごく勉強になりました。ありがとうございます。うーん、クルマって奥が深いですね…。
 

アバルト500インパネ

ペダルレイアウトの素直さも左ハンドルの利点と教えてもらった今回の試乗

ちなみにアバルト500の価格は269万円で、右ハンドルのモデルと同じ金額です。今まで「左ハンドルのマニュアル」という選択肢は私の中に全くなかったんですが、このクルマに乗ったら、「アリかも!」と思っちゃいました。

 
そして、取り回しやすい小さいサイズだけど、めちゃめちゃパンチのある加速で走ってくれる。このヤンチャな感じが運転していて楽しかったです。アクセルを踏んだ量に比例して、エンジンサウンドが心地良く聞こえてくるのもスポーティーで良かったな~。スポーツモードを使うと、より軽快でパワフルに走ってくれましたよ。エンジンは1.4Lで最高出力は135ps。数値以上の速さを感じさせてくれましたね。
 
試乗し終わって、改めて外見を見ると、「のほほん」としたかわいい顔してるんですね(あ、私じゃなくてアバルト500がですよ・笑)。こんな癒し系の顔で、走るとパワフルなんだから、その意外性にやられちゃいました。では、また次回をお楽しみに!
 

アバルト500

アバルト500は癒やしの顔とパワフルな走り、その二面性が魅力的!

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