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【JAIA試乗会】輸入車大試乗会で、気になるインポートカーを一気乗りしてみた(レポート:番組Pタカハシ)



 
coupon for cialis ■ランチタイムも大事な取材時間なのだ

一方、この時間枠は試乗がない編集長とタカハシは、各社のマーケティング担当者や広報担当者らと歓談する。もちろん、新しいプロダクトの説明や今後の展開など、話を伺いつつも、インポートメーカー同士で話ができる珍しい機会でもある。例えばアウディとベンツ、BMW、フィアットの広報が世間話をしているという風景も、このJAIA試乗会では珍しくない。
 

取材中の風景的な

試乗を終えたらインポーターの担当者の方に取材する。DJえみりもメモメモ

みなさん、「よその会社はどうなってんのか?」「どうやってるのか?」など他社のこと、他人の芝生は気になるもの。だから、お互いに探りを入れつつ情報を聞き出そうとしている。でもその内容と言えば、自動車インポーターらしいシビアなプロダクトの話というよりも、上司との付き合い方みたいな、フツーの会社にフツーにありそうなちょっとストレス発散も兼ねてるような話が多そうで、周囲の心配をよそにおしゃべりを楽しんでいる。
 
で、そんなときにGMのジョージ・ハンセンさんが「食事に行かないか?」と声を掛けてくれた。試乗から戻ってきていたえみりを誘い、3人で食事をすることにした。AP編集長と繁さんは試乗中だったので、放っておく。
 
このジョージは、ドイツ系のハーフ&ハーフらしい。日本語はペラペラでネイティブ。英語ももちろんネイティブで、ドイツ語もネイティブっぽい。こちらがドイツ語を理解できないので分からないが、ドイツ語で電話しているのを聞いた限りでは、かなりペラペラである。当たり前か。
 
「なんにする? 中華? 和食?」とジョージが聞くので、「なんでも結構です」という典型的なニッポン人回答のタカハシに対して、「中華が評判いいから、どうですか」とジェントルな返答。するとえみりが「私も中華がいいかなぁって思ってました」だと。空気を読んでいるのか、それともお調子者なだけなのか…。
 

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GMのジョージさんとランチ。ジョージ&えみりは「レモン風味つゆそば」とチャレンジングなオーダー。タカハシは中華丼

ランチを食べながら、GMのこれからの展開などをジョージから聞き出す。食事時間も大切な取材時間なのである(当たり前だ)。
 
GMで気になるのはなんといっても新型のシボレー・コルベットだろう。スーパーカー世代にはたまらない憧れのアメリカンカーで、すでに国内発表はしているものの、国内導入は今夏というビッグニュースをゲットした。さらにキャデラックCTSがやや大きくなって、やはり今夏にデビューするという。
 
ATSとの差別化を明確にし、車両開発の聖地、ドイツ・ニュルブルクリンク・サーキットで鍛えた欧州仕込みのキャデラックとなるようだ。さらにATSにはATS-Vと思われるハイスペッククーペモデルが加わるようだ。メルセデス・ベンツのAMG、BMWのMシリーズ、ルノーのRSモデルのようなエボリューションモデルなのかもしれない。
 
なんだかワクワクする話ばかりだったが、ジョージはオタク心に火がつく話を心得ているってことだな。
 
で、横で聞いているえみりはといえば、クルマ好きなわりにスポーツカーやスーパーカーでは心は揺れないみたいだ。番組でも何度も口にしているが、えみりはSUVやクロスオーバーが好みである。
 
するとジョージが「えみりさん、SUVが好きならSRXに是非乗って見てください。いいですよ、あれは」と水を向ける。「え~! 乗ってもいいんですかぁ~?」と答えるえみりに、「だから試乗会なんだよ!」と心の中でツッコミを入れておいた。
 
「じゃあ今、クルマが空いているか予定を見てみます」と資料を見るジョージ。「あ~残念。今日は試乗スケジュールが埋まっていて、時間が取れない。ごめんなさい。でもエスカレードは空いている時間があるのでそれも是非どうですか?」
 
「ああ、エスカレードー」とえみりが得意技のオウム返しをするが、顔に「なんですかそりゃ?」と書いてあるのが分かったのか、ジョージが「キャデラックのトップモデルSUVですよ」とフォローした。
 
「わ~嬉しいぃ~」と喜ぶえみりだったが、「あの~、エスカレード、かなり巨大なボディなんですけど…」と心配をタカハシが口にすると、「大丈夫。ボクが運転するからえみりさんは、助手席でどう?」と、鼻の下が伸びたジョージがそこにいた。
 
この話はすぐにまとまって、えみりはジョージといっしょにデート…ではなくてエスカレードの試乗へと出発した。タカハシは残りの試乗をするために宴会場へと戻った。
 

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