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【車両概要】BMW3シリーズ、ポルシェ911、アストンマーティン・ヴァンキッシュ、マクラーレンMP4-12Cスパイダー



アストンマーティン・ヴァンキッシュ

 

アストンマーチン ヴァンキッシュと桂さん

アストンマーチン ヴァンキッシュと桂さんアストンマーチン ヴァンキッシュ

現在のアストンマーティンのフラッグシップモデルで、従来のDBSのさらに上位に位置付けられたのがヴァンキッシュだ。フロントにV型12気筒エンジン、リヤにトランスミッションというレイアウトをもつ後輪駆動モデルのトランスアクスル式で、こういったプロフィールは2001年に登場した初代モデルと同じである。

 

初代ヴァンキッシュのボディの骨格は、VHモノコックと呼ばれるアルミ構造が有名だが、現在のヴァンキッシュのVHモノコックはアルミ押し出し材、マグネシウム鋳造材、カーボン・パネルを組み合わせたハイブリッド構造で、軽量・高剛性な仕上げになっている。初代のアルミ叩き出しのボディではパネルがカーボン製に進化している。車両重量は1739kgで、もちろん最新技術を採用した軽量化は動力性能と燃費向上の両方に効いている。

 

ボディサイズは、全長4720mm、全幅2067mm、全高1294mm、ホイールベース2740mmとまさにスーパーカーサイズ。フロントに搭載されるエンジンは6.0L・V型12気筒で、573ps、620Nmというスペックだ。

 

このエンジンはフォードに特注したもので、デュラテック・エンジンの技術を駆使して造り上げられている。トランスアクスル式レイアウトのエンジンとトランスミッションは、アルミ押し出し材製のトルクチューブ内のカーボン・プロペラシャフトにより、リヤアクスル上にマウントされたシーケンシャル6速ATにトルクを伝達している。そしてリヤ搭載のATミッションで変速され、リヤデフに駆動力を伝達するという仕組みだ。なおシフトレバーとは機械的に接続されず、電気的に制御しているシフトバイワイヤーで制御される。動力性能は、最高速295km/h、0-100km/h加速は4.1秒。

 

インテリアは、職人が手作りで作り込んだもので、贅沢で豪華な仕上げがされており、量産車スポーツカーとは一線を画するレベルである。まさに選ばれた人だけが乗り込むことができるエクスクルージブな世界がある。価格も3149万4750円とスーパーカーにふさわしい価格になっている。

 

 アストンマーティン ヴァンキッシュ 公式サイト

 

 

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