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【車両概要】BMW3シリーズ、ポルシェ911、アストンマーティン・ヴァンキッシュ、マクラーレンMP4-12Cスパイダー



ポルシェ911

 

 

新型ポルシェは、2011年9月のフランクフルトモーターショーでデビューした。タイプ名は従来型の997から991へと変更された。ラインアップは、直噴3.4Lエンジンを搭載するカレラと、直噴3.8Lエンジンを搭載するカレラSの2機種で、2012年半ばにカレラ4、カレラ4Sを追加。今後もバリエーションを拡大していく予定だ。

 

991型シリーズは新開発のプラットフォームを採用し、従来型に比べ90%のパーツが新設計されるなど、歴史的なモデルチェンジと位置付けられる。ホイールベースは100mm延長され2450mmになりトレッドも拡大され、全体ではワイド&ローのスポーツクーペ・フォルムへと変わっている。

 

 

新型プラットフォームのニューボディはボディサイズを大きくしたにもかかわらず、大幅な軽量化を追求。スチールとアルミを使用したスチール・アルミハイブリッドシャシーを新開発し、アルミ材はドア、ボンネットからサスペンションまで多用されている。このため約60kgの軽量化を実現する一方で剛性も高められている。

 

水平対向6気筒エンジンも新開発で、カレラはダウンサイジングを行い、排気量は200ccダウンさせ、出力は向上させた一方で燃費性能もアップさせている。しかし、カレラSは従来型と同じ排気量のままだ。いずれも直噴システム、減速エネルギー回生システム、アイドリングストップを装備する。トランスミッションは7速PDK(=DCT)と7速MTを設定。PDKは低負荷時にはクラッチを切断してセーリング走行もできるタイプだ。

 

シャシーやサスペンションもほとんどの部分が新設計となり、ステアリングはアクティブ・セルフアライメント機能付き電動パワーステアを採用。サスペンションのセッテングは従来型より一段と快適さを増し、俊敏さ、安定性を高めている。シャシーではこの他にダイナミックシャシー・コントロール(PDCC=可変スタビライザー)、トルクベクタリング・システムなど最新の電子制御機能を装備している。

 

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ポルシェジャパン 911公式サイト

 

 

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