【マクラーレン】スーパースポーツカー「MP4-12C」を日本でもお披露目
名門F1チームのグループ企業であるマクラーレン・オートモーティブ社は2011年10月5日、革新的なカーボンテクノロジーを採用したミッドシップス ポーツカー「MP4-12C」を発表した。価格は2790万円(消費税込み)からで、デリバリーは2012年初からを予定している。
マクラーレン・オートモーティブがロードカーを手がけるのは、これが初めてではない。1991年にはマクラーレン「F1」を発表し、2004年にはメルセデス・ベンツと共同開発した「SLRマクラーレン」をリリースしている。
とくに前者はカーボンファイバー構造を採用したオリジナルのスーパーカーで、コクピットを中央に配置し、その左右両側の後方に助手席を持つ変則的な ミッドシップ3シーターだった。レースの世界でも「F1GTR」が各国で活躍し、1995年のル・マン24時間で関谷正徳選手が今までのところ日本人唯一 の優勝を果たしている。
さて、F1カーの世界にマクラーレンがカーボンファイバー構造を導入したのが1981年のこと。したがって、F1グランプリに導入して以来30年目、最初のオリジナルカーを発表してから20年目という節目に、新たなこのMP4-12Cが登場したという次第だ。
MP4-12Cの最大の特徴は「モノセル」と呼ばれる一体成型のカーボンファイバーシャシー構造。強度と軽さを両立させた革新的なF1テクノロジーが、そ のまま採用されている。エンジンも今回は自社開発の3.8LV型8気筒ツインターボ。600psの出力を7速“シームレスシフト”デュアルクラッチトラン スミッション(SSG)で路面に伝える。
なお今回、東日本地区は東京のエムティーインターナショナル、西日本地区は大阪の八光カーグループが国内での販売を担当する。
マクラーレン・オートモーティブ >>(英文)